河野亮仙センセイ

『神々の島バリーバリ=ヒンドゥーの儀礼と芸能』を読んでケチャを医学の視点から書いてくれた河野亮仙センセイに会いに行った。

お寺の勉強をするためにインドに留学して、それからなぜか、踊りに興味を持って調べてきた人だ。そしてなぜか、インドネシアの記事を書くことになった不思議な人。20年前に書かれたものとは思えない記事だ。ケチャのもつ力、〈トランス〉というと日本人に理解が難しい力。日本人は大部分忘れてしまった感覚だろう。琉球にはまだその片鱗が残っている、というが。

あれからバリはどうなったんだろう。日本人は、異文化と接したときに、何をするのか。そして今、どうなっているのか。ガムラン音楽や踊りの稽古をつけられる人はたくさん現れた。僕は僕なりにその音と付き合えるようにしたいとおもう。一瞬のトランス状態、僕はこのこころの状態を引き出す力を、バリの音楽に、インドネシアの〈地元の〉踊りに感じている。一人でトランスに入ることはむずかしい。日本でも、巫女をトランス状態にもっていく術者がペアになっていた。やっぱり一人は、むずかしい。

いろいろな本を紹介しているサイトがあった。
バリ関係・推薦本

踊ることの効用・高揚を味わうといえば、青森に住んでいた頃、「ブラック企業に勤めているんですけど、ネブタのために生きています。ネブタの日休みくれなかったら辞める!っていってますよほほほ」といっていた人と出会ったこと。ここにもこころの風穴が。みんな、なんとか暮らしている。

やっぱり、こころが動くときには言葉とか、音楽がある。
大切にしたい。