算数

思い出シリーズ。ちゃんとした塾だということをアピールしよう!

小学生のころ、面積10平方cmの四角形の高さが0.5cmだと体積が5平方cmになるという計算を知ったとき、私は納得しなかった。「どうして、面が立体的になって、ヴォリュームが増えているのに、数字が10から5に減っているのか」その問いに対する先生の答えは「そういうものだから。計算ができればいいんだよ」だった。今なら私なりにちゃんと答えられるし、当時の数字感覚、量が増えるという直感と数字との違和感を覚えた自分を褒めてあげたい。こういう素朴な悩みはたくさんある。マイナスとマイナスを書けるとどうしてプラスになるのか。ひとりひとり、気がつくことは違う。気になること、違和感を持つところは違う。けどそのひとりひとり違う違和感が、大切だ。かつて中学生で、「ここと同じ角度はどこだ?」みたな問題をやっていた。よくみると、その問題集は、考え方をすっとばして説明している。「当然でしょ?」といわんばかりに、問題の解き方だけ説明する。

けどしかたない。ひとりひとり見方が違うのだから。完璧な本も、完璧な先生もいない。算数、数学とは、人間の誰かがつくりだしたとても便利な道具を使いこなすために実際に使ってみる教科だ。細かいことを説明しなくても使い始めてなれていく子もいれば、最初はその道具を持つことも恐ろしいという子もいる。使い方がわからずに、観察する子もいる。オトナのマネをする子もいる。その時、その場で、その子を手伝うしかない。

マイナスとマイナスがどうしてプラスになるのか、違和感が残ったまま、高校生になって突然、その問へのひとつの答えがやってくる。お楽しみに。