子どもの成長、おぼえがき

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ふつうのことをあたりまえに

学習塾をはじめようとおもった私は、ある日ある保育園を訪ねました。どうして学習塾と保育所に関係があるのでしょうか。。。ある保育士さんが1歳児の何人かに向かって絵本を読んでいました。案内してくれていた理事長さんが「ひとりの子に読んであげて」といいました。それからどれだけコドモの反応が変わったか。私は驚きました。世の中は生産性・合理性のために「みんな」でやることが多い。当たり前になってしまって、わからなかったことだが、私自身にも覚えがある。誰にも経験があるはずだ。本当に人生で大切なことを学ぶのは、目の前のひとりの人間と真剣に向かい合って、本気で言葉を交わしているときだ。そこにはいろんな感情があり、オモイがある。言葉のキャッチボールではナマヌルイ。拳を合わせる、お互いの力を、心を感じながら一言一言、手合わせをするような関係が、大切なものをつくる。私がもっと感動したのは、絵本を読んでいた保育者の後ろで、次に絵本を読んでほしそうに、ひとりの子が待っていたこと!1歳児の子です。2歳から5歳の異年齢保育の部屋に行ったときのこと。多くのコドモがわらべうたを歌っていたとき、一人の女の子が積み木を使って、みんなが歌っているのに合わせてリズムをとっていた。人の中にいくのが怖いのかもしれない。「じゃぁ一緒に行こうよ」というのではなく、僕は彼女と一緒に積み木を叩きに行った。後で理事長先生から「あの子はとても音に敏感でね、内向的で、保育者との関係もつくれていなかったんだけど最近になって」と。集団のなかに入れない子、フツウじゃない子はオトナと関係がもてずにひとりぼっちになりがちだ。彼女が友達と二人でお昼寝のベッドを部屋にもっていく途中「ちょっとまってよ!どうしてまってくれないの!」と友達から怒りの感情を受けていた。怒った子はふつうに「ちょっとまって!他のベットが邪魔で」とは言えない。もしかしたら、内向的な彼女はこういう経験を小学校に入ってからもしていくだろう。私は彼女の敏感さ、他の人とは違うことを大切にして、彼女の感じていることを大切にしてほしいとおもう。

ホメナイ。オダテナイ。

「もっと社会的になるように導く」などというのは、オトナのおせっかいだ。彼女には彼女の生まれがあって、生き方がある。コドモはコドモで悩みがある。オトナができることは、フツウな子にもフツウでない子にもフツウに接して、かかわり合いをもって、コドモの姿を、心のありさまをちゃんとみて、その子が目の前にいるときは真剣にその子と向き合うことだとおもう。彼女は彼女で生きている。オトナにできることは、彼女が彼女自身を大切にできるように、大切な人を、大切なこと、大切な心を守れるように、ちゃんと向き合って、ひとりの人間として関わることなんだとおもう。言葉は大切だ。たった一言で人を殺しも、生かしもする。言葉は重い。言葉を大切にして、心を大切にして、私はコドモと関わり合いたい。そんなオモイを忘れずにいたい。《otonone》はそんなフツウを目指しています。いろいろな理由でコドモは放課後の居場所を失っています。放課後クラブ・学童保育を探している方、otononeに来たいコドモ、一度遊びに来てください。


オトナはコドモからたくさんのものをもらっている

発達の仕方は人それぞれです。アインシュタインという物理学者は2歳になるまでナニも喋れなかったといいうくらいです。このオボエガキは「次にこの子はどんなことができるようになるんだろう。どんなふうに私は関わり合いを変えていったらいいんだろう。この子の成長を支えていこう」というように、コドモが自立していくことオトナが助けるヒントにしてほしいとおもってつくりました。6ヶ月から自分の免疫で生き始め、探求しながら親を離れ、歯も生え始めます。1歳では離乳し、自分で歩き、走り、コトバも使っていきます。「恥ずかしい」という新しい感情とも付き合っていく時期です。2歳からは尿意を自覚したり、服を自分で着脱する、オトナやコドモを模倣をしながら、ごっこ遊びをしながらコトバも鍛えていきます。胸式呼吸も始まり、ココロ・カラダ・コトバが一気に育っていきます。4歳になると永久歯が生え始めます。排尿は自立し、他人のことを気遣って、うれしくないプレゼントをもらっても笑えるようになります。親だけでなく、子供同士で関わり合いながら、他人との付き合い方を学んでいきます。9歳、11歳頃には女の子、男の子のカラダに性差が目立ち始めます。12歳では神経系統がオトナと同じくらいになり、13歳では永久歯が32本生えそろいます。どの段階でも、うまくいかないこと、嫌なことで、不安なことで、ココロが乱れた時、オトナがその都度、その段階に合わせて、いろんなコトバ・カラダ・ココロを伝えていきたいですね。コドモは自立していきます。オトナも成長し、役割を変えていくことが大切です。「コドモは成長したがっている。コドモは自立したがっている。」と思い、コドモの気持を手助けしていくことが大切です。オトナがコドモに学びのチャンスを与えるかどうかです。コドモはみな、成長したいのです。コドモが同反応するか、何をおもっているのか、よく関わり合いながら、よく見て、感じることが大切です。このオボエガキやインターネットの情報を見なくても、目の前のコドモとのかかわり合いの中で、コドモはたくさんのことをオトナに伝えてくれているはずです。コドモがしたそうなら、産まれた瞬間に歩かせてみてもいいのです!


『ノーマル・チャイルド』ロナルド・S・イリングワースより

“観察の鋭い親は、理解力と記憶力が発達していくのを多数の観点から観察することができる。10ヶ月の女児が、母親に「毛虫の本を見せてちょうだい」と言われたら、1ダース以上の本の中から探し出し、正しい本を即座に取り上げ、他の本でも同じ動作を繰り返した。この女児は、簡単な要求に応えることで、見て、見たものを知って、それを理解し、聞いて、耳を傾け、言われたことを理解し、指を使い、思い出し、協調し、集中し、興味を示し、うまく反応できたことをすばやく示したわけである”(p.148)

“意志の強い独立心のある子どもは、6,7ヶ月でスプーンを持たせないと食事をしない。ほしくない食べ物を食べさせようとしたり、したくないのに便器に座らせようとすると泣く。この時期に子どもが激しく泣くのは決まって、快適さ、愛情、安心感に対する子どもの基本的な要求に答えてあげないこと、子どもがせっかく新しくできるようになった生活上の技能を使わせる機会を与えないことに対してである”(p.270)

“1歳の誕生日を過ぎると、泣く回数は減ってくる。泣くのは、自我の発達と新しく見つけた興味との葛藤の結果であることが多くなる。泣く時は自分のプライドが傷つけられた結果のことが多くなる。子どもが自分でいろいろなことをできるようになったとき、例えば食卓の用意を手伝ったり、自分で衣服を着たり、排泄に注意したりすることであるが、独立心が旺盛である時は、干渉されると泣いて反応することが多い。子どもはだんだん自分のやり方を身につけていく。干渉されないで自分で遊びたいと思う。大人はしばしば不用意に子どもたちの遊びに割り込み、子どもを泣かせる結果になる。(略)軽く叩いたり、倒れたりして泣くのは、しばしば注意を引く行動である。遊んでいる最中に泣きわめくのは兄を困らせるのに絶好であることを知るようになる。それは無視したほうがよい”(p.270)

全体像

  • 体に神経をめぐらせる。子宮外胎児期(0歳)
  • 自由になるに自分のココロとコトバを繋げていく。行動力MAX(1歳)
  • 他人のココロに出会いながら、コトバを育てながら、自分のココロを鍛える(4歳)

カラダの発達

  • 自分の体の状態を知る(0歳〜)
  • 体を心に神経で繋げる。
  • 大きな動き、体の中心から指先へ
  • 肩を使う・肘を使う・手首を使う・指先を使う。
  • 手を握る・手足をばたつかせる(1ヶ月)
  • じっと手を見つめる(2ヶ月)
  • 動いているものを目で追う。すでに探索している(3ヶ月)
  • くびがすわり、首を回してものをみれる、自分から探せる。(4ヶ月)
  • 両眼視(立体視)ができるようになる(4ヶ月)
  • 寝返りうつ・肩と腕を使ってピボットはいはいする(5ヶ月)
  • 大脳が発達し、随意動作が増える(5ヶ月)
  • 両手をついて座り、自由になった手でつかむ・打ち合わせる・引っ張る(6ヶ月)
  • 片手、両手を使い分けて物をつかむ(6ヶ月)
  • 親指と残りの指で物をつかめる(7ヶ月)
  • 手短にあるものをつかんで、口へ運ぶことを繰り返す(9ヶ月)
  • つかまり立ちする(10ヶ月)
  • ひとり歩きして、世界が広がる(1歳)
  • 積み木を一人で積む(1歳)
  • 小さなものをつまめるようになる(1歳)
  • ものに対して何かをする前に、見たり、指で摘んだり、調べるようになる(1歳)
  • ものがちゃんとモノとして使われる。カップは飲むために使う(1歳半)
  • スプーンを使い始める(2歳)
  • お箸を「握って食べる」ようになる(3歳)

食の発達

  • 大脳が発達し、随意動作が増える(5ヶ月)
  • 哺乳反射が消える。免疫グロブリンGがなくなる(6ヶ月)
  • 乳歯が生え始め、噛めるようになる。(7ヶ月)
  • 前歯が8本生えそろう。奥歯が生え始める(1歳)
  • 手づかみ食べ・遊び食べをしながら一口の量を覚える(1歳)
  • 乳歯が20本生えそろう(3歳)
  • 乳歯が抜け、永久歯が生え始める(6歳)
  • 永久歯が32本生えそろう(13歳)

コトバの発達

  • 泣くこと、メロディーで伝える(0歳)
  • コトバを使用していく(1〜2歳)
  • 自分の感情を排出するコトバを覚える(3歳)
  • 第三者のココロを感じられる。(4歳)
  • コトバ・ココロ・カラダを統一していく。
  • 鼻で呼吸(0歳)
  • 母語でも外国語でも、音声の音節に同調したリズムで身体を動かす(1ヶ月)
  • 機能未発達のため呼吸数・脈拍数はオトナの2倍(1ヶ月)
  • クーイング。授乳中、乳首を吸っていない時に揺さぶられると音をだす。揺さぶられることを期待する(1ヶ月〜)
  • 母親の「高い音」に反応し、そのメロディーを音で真似ようとする(2ヶ月〜)
  • 喉の形態が変化。母乳を吸うことに特化していたものが、変わる。音を立てて「ハハハ」と笑えるようになる。口で呼吸ができる(3ヶ月)
  • 母音以外の音が現れる(4ヶ月)
  • 「タァタァ」もしくは泣き声の上昇・下降・平坦でそれぞれ注意要求・抵抗譲渡・呼び掛け叙述といった機能をもつ(6ヶ月)
  • 単語を繋げたようなイントネーション・抑揚・呼吸をコントロールできる。ジャルゴン(10ヶ月)
  • 指さしをする(10ヶ月)
  • 「マンマンマン」という喃語が「マンマ」になる(9ヶ月??ー手先が使えるようになる時期。手当たり次第自分から触る時期。) 「マンマ」は牛乳、水、みかん、ジュース、哺乳瓶、スプーン、皿といった物や食べたい、何かほしいなどの要求を表している。
  • 初語。「ワンワン」「イヤ」「ヒトリデ」(1歳)
  • 音声の模倣が始まる。「ネンネは?」というと「ネンネ」という(1歳)
  • 二語文「ママ キタ」「ブーブー チョウダイ」(1歳6ヶ月)
  • 「マンマ」は食べ物と食器を表し、「ブンブ」が水、「ジャージャ」が牛乳・哺乳瓶などと使い分けるようになる。(1歳6ヶ月ーモノがモノとしての使用用途で使われるようになる時期)
  • 腹式呼吸が始まる(2歳〜7歳)
  • コトバの洪水(2歳)
  • 反射的に口真似をする(2歳)
  • 「ナニ?」を使う(2歳)
  • 独り言をいいながらコトバを試す。作る。(3歳)
  • デタラメのはなしをしゃべる。「デンシャハ走ル ウマイケド オウマガパカパカ」(3歳)
  • 「ドウシテ?」を使う(3歳)
  • 一日の報告ができる。物語を話せる。友だちの名前を口にして、何をしたか説明する(3歳)
  • 想像的な話をする。「どこに行くの??」「お空」(3歳)
  • 「ドウシテ?」「ナニ?」で抽象的なコトバ・意味を知ろうとする(4歳)
  • 「ママ トクヨウ(徳用)ッテ ナニ」
  • 「パパト ママ ナカヨシネ ドウシテ?」「パパトママ 愛シテルンデショ」
  • 抽象語を盛んに理解する。「じんせいって おわりのこと? なんだか さびしいかんじがする」(5歳)
  • オトナの動作を真似ようとする。「Sチャン ワザワザドウモアリガトウ」(5歳)

ココロの発達

  • 子宮外胎児期(0歳〜)
  • 社会的参照と探求をする(6ヶ月〜)
  • 役割交換をする(2歳〜)
  • 第三者と新しい関係性を生む(3歳〜)
  • 満ち足りた浅い睡眠状態の時、反射的に笑う。(0ヶ月)
  • お腹が空いたりおむつが濡れたり【不快】になると泣く(0ヶ月)
  • 人間の顔に似ているカタチによく反応する(0ヶ月)
  • 共鳴動作をする(意識的な模倣ではなく、乳児と養育者が情動を共有し、一体化した時に現れるといわれている)(0ヶ月)
  • 授乳の前に乳房が差し出されるのを見たり、よだれかけをかけられると、おとなしくなる(2週間)
  • 人の顔をしっかりみつめる。誰にでも【笑う】(2ヶ月)
  • 予測できることに対して、自ら反応する。着替え(2ヶ月)
  • 手を動かすと音がなるしかけがあると、自分から楽しがって手を動かす(2ヶ月)
  • 怒り、恐れ、悲しみ、喜び、驚きを顔に表せるようになる(2〜6ヶ月)
  • イナイイナイバアで笑う。ものが見えなくなっても、そこにあるとわかる(3ヶ月)
  • 特定の人を好きになって、目と目をあわせて笑う(3ヶ月)
  • お母さんが急に真顔になると目をそらしたり泣き出す(3ヶ月)
  • お母さんが急に真顔になると「どうしたの?」と言わんばかりの反応をする(6ヶ月)
  • 【不安】になりながら、励まされながら、母を離れてヒトリデ探索するようになる(6ヶ月)
  • 母親の注意を引くために咳をしたり、袖を引っ張る(6ヶ月)
  • 【怖がる】と泣く。見知らぬ人がくると怖くなって泣く(6ヶ月)
  • 母親から離れて寝かされると騒ぐが、母親が見えるところで上体を起こされているとおとなしい(6ヶ月)
  • 【退屈】で泣く。楽しいことが中断すると泣く。欲しいものがなくなって【イヤ】で泣く(6ヶ月)
  • 怒り、恐れ、悲しみ、喜び、驚きを顔に表せるようになる。恐れは一番最後(2〜6ヶ月)
  • ぱちぱち・バイバイ・イヤイヤの動作を真似る(7ヶ月)
  • お母さんが他の人を相手にしていると【嫉妬】して泣く。ダメと言われると泣く(9ヶ月)
  • 人がいる時に、指差しをする(10ヶ月)
  • 自分がどうしたらいいかわからないとき、他の人のふるまいから判断する。状況に応じた表現を学ぶ(10ヶ月)
  • 親戚のおじさんが、大声で笑い転げる猫のぬいぐるみを買ってきて、赤ちゃんに渡す。赤ちゃんは、奇妙なぬいぐるみにどう反応して良いか迷い、そばにいるお母さんの方を振り返る。お母さんが「面白いおもちゃをもらえてよかったね~」と笑顔で声をかける。赤ちゃんは安心してぬいぐるみで遊び始める。(社会的参照)
  • 「◯◯ちゃん」と言われて自分だとわかる(1歳)
  • 他の子どもに興味を持ち始めて近づくが、二人の間には何も起きない(1歳)
  • 鏡に写った自分がわかる(2歳)
  • ロールプレイ・役割を演じられる。(2歳)
  • 自分がなりたいものになれない不満や葛藤を表現し、演じ、無意識に解消している。新幹線を動かしたい。お母さんになりたい。あこがれ。(2歳)
  • 寝かしつけてもらった体験で、自分も人形を寝かしつける。(2歳)
  • 延滞模倣。保育所でお母さんの真似をする(2歳)
  • 移行対象をもつ(2歳)
  • 自分のことを「◯◯ちゃん」と呼ぶ(3歳)
  • 子どもの中にある気持ちを、大人が読み取って言語化してあげる。今まで表してこなかった「気持ちを表す言葉」をかける。
  • 思うように行かない不満、葛藤に付きそう。記憶との関わり。記憶の精神的な不快感を排出する。「〜したかったのね」。【あこがれ】(3歳)
  • 自意識が強くなる。歌なんか歌ってくれというと、今まではすぐ客の前で歌っていたが、「ハズカシクテショウガナクッテ。」とか「ハズカシイカラ。」と言って歌わなくなった。他の人と自分を比べることができる。「アツコチャンヤクラベルト 八千代ガ大キイ」【プライドと恥ずかしさ】(3歳)
  • 自分のことを「ワタシ」という(4歳)
  • 第三者の状況で物事を考えられる。自分と他者とは違った視点を持っている(4歳)
  • 同じ場所にいるが、自分勝手にあそぶ。まだつながり方がわからない(4歳)
  • 体と言葉が使えるように成り、モメゴトが増える(5歳)

排尿・衣服

  • 反射的に排尿する(0歳)
  • 食事をしてから便器に座ると排尿するという条件反射をつけられる(1ヶ月)
  • 着替えるときなど、予測できる動きに対して自分から反応する(2ヶ月)
  • 尿意を自覚して伝えられる(2歳)
  • 衣服の着脱ができる(2歳)
  • 昼間の排尿の自立(3歳)
  • 夜でも漏らさなくなる(4歳)

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