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レッスンの様子

- 数学でなくても表を作る。人間関係も。歴史も。
- 子ども観
- 【生徒とお勉強】大西つねきさんの発言からロスジェネへ世代交代するまでの年数を計算するまで。
- いい先生でも、組織の中に入ると埋もれるのはなぜか。
- 現実の世界を観察する子どものコメント
- 子どもの時代・子どもの気持ち
- 小学生と中学生との合同授業
- 【芸術と政治】映画『MOTHER マザー』と大西つねきさん
- 絵本の不思議
- ドラマチックな瞬間
- 頭がいい人は人付き合いもうまい?
- 自閉症スペクトラムの子とのレッスンの驚愕的結末
- 人と人が集まるとできること
- 今日の面談(高校生)
- BTSとBLACKPINKと言葉。
- 遊びの破壊力
- 好きなことをして学ぶ。遊びながら学ぶ。子どもの自然な姿。
- オトノネ以前
数学でなくても表を作る。人間関係も。歴史も。
「名誉革命って何?」
「王政と共和制は何が違うの?」
違いを説明することは大切だ。
頭の中で整理して、「ここが違う」「ここが違う」ということを比較しながら説明する。
そうすると伝わる。
「王政復古はだれだれがだれだれして・・・」という説明でわかったことにはならない。
これは学びのメタスキルだ。
一つの物事を理解することは、別の物事を理解することにもなる。
こうした当たり前の「頭の使い方」は、メタスキルになって、生き方にも影響する。
比較するのは日常茶飯事だ。
頭の中で整理する、そうすると、世界がすっきり見える。
とある子は「勉強どころではない」現状を、「人間関係にエネルギーを割いてしまっているからだ」と気がついた。
そこで数値化してもらった。
数値化するのも、「すっきり世界をみる」「客観的に見る」メタスキルだ。
今の、その子の現状は次のよう。
エネルギーを100とすると。
人間関係 | 85 |
勉強 | 5 |
暮らし | 10 |
なるほどね。。
それをどうしたいのかと聞いた。
人間関係 | 30 |
勉強 | 60 |
暮らし | 10 |
なるほど。
どうやって85から30に減らすの?
という話ができる。
具体的に、話せる。
これも、メタスキルです。
子ども観
子どもは自分たちの人生を変えるために生まれてきたとおもってみよう。
子どもの振る舞いはトリックスター。新しい世界を作り出す人。
【生徒とお勉強】大西つねきさんの発言からロスジェネへ世代交代するまでの年数を計算するまで。
生徒と勉強したこと。
まず、初音ミクの話。
生徒曰く「ニコニコ昔より勢い落ちてますよね」
僕曰く「え?そうなの?」
で、ニコニコの古い動画を見る。
見る。
で、なぜか大西さんの話になった。
まず、大西つねきさんが「痛い目に遭っている」という話をした。
生徒曰く「実際の映像、見て見たいですね。情報が歪められてるかもしれないから」ということでした。
すばらしい。
そこでみてみました。
生徒曰く「問題発言の前の文脈がカットされていてわかりませんね。ずるいですね」
正確に情報を把握しようとする心が見られる。素晴らしい。
で、流れでれいわ新撰組の木村さんのブログが出てきたからみてみた。
https://eiko-kimura.jp/
ソクラテスが生きてたらなー https://t.co/O4AV5Hh7jr
— otononeオトノネさん (@otononesan) July 16, 2020
僕曰く「仲間割れかなー」
生徒曰く「れいわ新撰組の公約って何でしたっけ?」

政策 | れいわ新選組
【れいわ新選組がめざす国とは】 何があっても心配するな。 あなたには国がついている。あなたが困る前にあなたを支える公助がある。 孤立無援、天涯孤独、一人ぼっちになっても心配するな。私たちはあなたから手を離さない。 何があっても心配するな。世界があなたを見捨てても、私たちは最後まであなたを見捨てない。 れいわ新選組は、そ...
おーなるほど。
生徒曰く「小池さんのもみてみますか?」
あれ?何党かな?まぁ、自民党だろうけど
自民党だった。

自由民主党
自由民主党の公式サイト。自民党の政策、最新ニュース、総裁のメッセージ、議員情報を掲載。皆さまからのご意見も募集しています。
のっけから笑った。
「すごい!自民党って、すごいことしてるんだね!」と思わせる写真たち。
「すごい!外国の人と会話してるんだね!」

重点政策 | 自由民主党
自民党が提言する政策の概要、国会での質疑内容、提出法案要旨、政策パンフレットなど、自民党の政策をご紹介します。
僕曰く「どこみてみてみいる?」
生徒曰く「強い経済で所得を増やすがいいんじゃないですか?」
みてみた。
生徒曰く「いやぁ、抽象的ですねー」
僕曰く「あれ、クリックしたら、説明見られるみたいだよ」
クリックした。
爆
2行しか書いてない
しかも抽象度は変わらない。
れいわ新撰組のHPにもどる。
生徒曰く「こっちの方が具体的ですねー」
僕曰く「やっぱり曖昧に綺麗なこと言っていた方が選挙には勝てるっぽいいねーヤダヤダー」
僕が「ロスジェネ」という言葉をれいわのHPで発見する。
調べて見る。
バブル崩壊後の氷河期時代に就職活動をした世代のこと。
僕は提案した。
「国会議員のロスジェネ率調べて見る?」

選挙 | 毎日新聞
選挙制度の基本から日本全体で見る勢力の変遷まで様々な視点から選挙に関する情報をまとめています。
711人中
ロスジェネ 38歳から50歳 191人
バブル経験時代 51歳から 503人
それ以外 37歳まで 17人
バブル経験時代の人の寿命まであと30年。
30年間、日本は変わらないかもしれない。
ということを学んだ。
バブルを経験して、バブルを追いかけている世代がいなくなるまで、日本はこのまま幻想を背負っていくのだ。
それは心に刻み込まれた「豊かさ」の記憶。
忘れようとして忘れられるものではない。(それが彼らにとってのリッチネスなのだ)
そういう思いでを、誰もがひとつくらいもっているだろう。
そうおもうと、狂気に溢れた人たちの狂気が、ただのありふれた「ひと」の姿にみえてこないだろうか。
30年後に向けて、おのがじし、自分を鍛えておこう。
学び合うから「れいわ新撰組」だと僕は思っていた。コミュニケーションの文化を党内で作れなかった、政党とは何なのか。組織とはなんなのか。そうした問いに答えるゆっくりとした時間を、山本太郎さんに送りたい。
れいわ新選組 「命の選別」発言の大西氏を除籍処分 https://t.co/aQlc7Ma54Z— otononeオトノネさん (@otononesan) July 17, 2020
いい先生でも、組織の中に入ると埋もれるのはなぜか。
学校や保育園、子どもに関わる現場の大人たちは、大変なことになっている。
で、最近も、とある保育園にいって、素晴らしい園長先生、すばらしい保育士の先生の話が聞けた。
またその先生の実際の関わり合いは、まことに、多くを学べるものであった。僕個人として。
けれども、園全体として、他の保育士さんも含めて全体を眺めると、あからさまな改善点(違和感)がいくつもでてきてしまう。
いい先生がいても、その先生の影響は小さい。
いい影響よりも、悪い影響が目立ってしまう。
だから、いい先生が組織の中で埋もれてしまう。
だから、この保育園は、この学校は、素敵だなぁ、とおもえる保育園、学校は少ない。
(そんな中、金沢の桜丘高校の生徒たちの笑顔は、忘れられない。えーなんでだろ。桜丘の倍率が高くなって、偏差値が泉丘抜いたらいいのにとおもう。それはそれで、おもしろい現象だ。偏差値は「入りにくさ」であって、「テストの点数の高さ」ではない。そこのところ、みんな勘違いしている。「点数はそんな必要ないけど、入るのが難しい」とは、つまりどういう状況か、考えてみてください^^)はい、蛇足でしたすみません。
この保育園は、この学校は、素敵だなぁ、とおもえる保育園、学校は少ない。
なぜか。
この問いに簡単に答えられるキーワードを最近、覚えたので一言で答えられます。
「学び」を学んでこなかったからです。
佐藤学の《学びの共同体》をオトノネに導入しよう。「学校」つくったら!
ーーーーーーーーーー
「学び」とは、協同的なものであって、一人で完結するものではない。
対話して、言葉にされて、初めて顕在化するものだ。(それを一人でやってのけるのが、研究者であると、佐藤学さんは言っておられました)
だからこそ、「学び」の成果が、多くの人が「学び」を通じて情動を共にすることで、実現する。
のだが。
「不平」「不満」「愚痴」「要求」「忍耐」が現場に溢れている。
情動を「学び」のチカラに変えることができていないのが、多くの教育・保育の現場。
なぜか。
情動の処理の仕方は社会的なものであった。
【学ぶチカラ】情動・感情が現状打破するチカラになる話。また、情動・感情で他人に騙される話。
そして、社会的なものである以上、学んでいくものなのである。
そして、今の大人たちの多くが学校で学んだことが、情動を「不平」「不満」「愚痴」「要求」「忍耐」として処理することである。
情動を「学び」に変えることを学ばなかった。協同して「学ぶ」「対話する」ことを学ばなかった。
「ん?なんか変だぞ?なんだこの状況は?」ということにも気がつかない。
心が閉じてしまっている。
目の前で「飲めない牛乳」を片手に一人苦しんでいる保育園児の「心」がみえていない。
目の前で「できない宿題」をさせられている小学生の「心」が見えていない。
目の前で「死ぬか生きるか」を考えている高校生の「心」が見えていない。
「学び」の基本である「心」が、世界に向かって、他者に向かって、「心」に向かって開いていない。
だから、個人単位でいい先生がいても、組織としては、協同ができない、対話、本当のコミュニケーションができない。
いい先生でも、組織の中に入ると埋もれるのはなぜか。
という問いへの、僕なりの答えです。(大発見です)
子どもの暴力(「怒り・嫌悪」の表現)を肯定する大人の暴力におとのねさんが心いためちゃった件
これはもう負のスパイラルだ。教育の負の連鎖だ。
「学ぶ」ことを学んでいない先生から「学ぶ」ことをどうして学べるだろうか。
協同できない先生から協同を教わることがどうしてできるのだろうか。
もともと、日本の学校教育が戦後から高度経済成長時代にかけて「一部のエリートを選抜する」および「安価で指示をよく聞く労働者を大量に育てる」ために作った仕組みをそのまま今の今でも続けているという背景があります。
伝統との戦いですね。
自称進学校の《課題が多すぎる》伝統から何を学び取るか
はぁ・・・・
ーーーーーーー
だからこそ、使命感をもった人が、トップダウンで一気に仕組みを変えるのがいいとおもう。
ボトムアップをしても、変わらない(先生たちが「学ぶ」ことを学びなおす時間もお金もない)とおもう。
トップダウンで衝撃を与えながら、ちゃんと「労働」から解放してあげるだけでいい。
たったこれだけでいいと、僕は思っている。
麹町も、あれ、どこぞの学校も、トップダウンから始めている。(違っていたらごめんなさい)
ーーーーーーーーーー
多くの先生が、「進学実績(もしくは退学者)」と「長時間労働」という(生徒に自分たちが与えているのと同じ)プレッシャーに苦しんでいる。
そんな学校では、先生という仕事は、職業というか、食業(食べるという生業)であって、教育という生業ではない。と思えてしまう。先生は、労働者ではなく、保育者だし、教育者だ。刑務所の監視員でも、遊園地の託児所のスタッフでもないはずだが。
やること、やってるの?
使命感、もってるの?
やることやってるよ!
課題も宿題もちゃんと出してるよ!
絶え間なく小テストと進研模試をやらせているよ!
やってこなかったら呼び出しもしているよ!という声が聞こえてきそうだ。
(僕は、公立学校での自分の能力の限界を感じて(公立学校で、教育者として自分が責任をとれないと判断して)、おとのねをはじめましたよ)
あー、ごめんなさい、表現がトゲトゲしいですね。
寝ます。ごめんなさい。
ーーーーーーーーーー
結局、現場のいざこざ、先生たちの「学び」を保証することが、イコール、子どもたちの「学び」を保証することだとおもえる。
だからぎゃくに、子どもたちの「学び」を保証すれば、先生の「学び」も保証できる。
だから定期テストは廃止したらいいし、無駄な行事はやめたらいいし(生徒に任せるとか)、宿題も出さなければいい。
どうしてこんな簡単なことを、やらないのか。
論理的な武装なら、オトノネさんはいくらでも手伝いますよ。
どうしてこんな簡単なことを、やらないのか。
教育者として積極的な自己責任をとろうとしない大人が多い。
現状に甘んじている。
【責任という言葉が存在しないこの国へのメッセージ】積極的自己責任とは?
責任を免れるための手練手管しか、僕には見えない。
誰が、一体誰が「積極的自己責任」を自らに課しているだろうか。
子どもたちと一緒です。
大人も怖いんです。せっかく今まで作り上げた自分の世界が崩れるのが。
人間ですから。
(だからこそ神話の世界ではトリックスター(世界を壊し、作り直す者)がでてきます。日本でも、何人かいますね。結構たくさんいますよ。校長先生、園長先生、いかがですか?そろそろ、子どもに習って、作り終わった城を、壊しませんか?大丈夫ですよ。新しい学校をつくるだけです)
ーーーーーーーーーーー
日本が国債を返済し終わることには、教育も負の遺産を返済できているだろうか。
現実の世界を観察する子どものコメント
こんな観察眼が育ってしまう生徒がいる、、、、
バイト先(飲食店)に来た家族が・・・
お母さんが娘に向かって「○○ちゃん、こっちとこっち、どっちにする?」とか「ストローきたよ!」とか喋る感じ。
その娘さんは、死んだ魚のような目をしていた。娘さんは、大学に行く前か大学生か就職前くらいの年齢だったという。
生徒曰く「怖いよ。やばいよ。なんなのあの家族」
暴力の雰囲気を感じられるようになった分だけ、心を強くしていってほしいとおもう。
被害者?加害者?
テレビ番組で、呪いの手紙をもらって「被害者」として登場していたひと(家族持ち、男性)が、実は不倫をしていて、「加害者」は不倫相手だった。という。不倫相手は加害者なのか。加害者は夫(被害者)ではないか。というお話し。
うーん、するどいな。。。
—-
高校の上履きの4方向に名前を書かなければいけなかったという話も聞いた。
なぜだろう????
もちろん、魔王の策略だ笑
子どもの時代・子どもの気持ち
こんな子供がいる。
アイドルのアイテムをライブに行った時に買いためて、何年後かにそれをメルカリで売ると、儲かると笑
株みたい。
こういう新しい価値の存在を、価値の作り方を、子供たちは知っているのだろうか。
古い人間しかいない会社に行ったら、こういう能力を「価値」としてみてくれないかもしれない。
新しい人間がいる場所に行ってみたら、その人の本性を、天の才をそのまま伸ばせるかもしれない。
なんとまぁ、力強いんだろうかとおもう。
自分で自分を活かす強さを、子どもはもっている。
ーーーー
ところで、今のアイドルは、昔のアイドルと違って、歌詞がものすごい、鋭い、苦しい思い、現実の社会に向かう若者の姿、心が乗せられている。
昔のアイドルならば、恋とか、甘い感じとか、イエーイいってかんじだったけど。
子供は時代を反映している。
再生回数が、、、すごい
優しい気持ちに、なれるかな。
小学生と中学生との合同授業
小学1年生と3年生と、中学2年生が一緒に学ぶ。全員家族。
何が起きるか楽しみでしょうがなかった。
気になったのはコミュニケーション。
「うるさい」とか。
私はその言葉に隠されている裏側をちゃんと表現して欲しいと思う。
「どんな気持ちだったとおもう?それを、具体的に感じて欲しい。うるさいって言葉じゃなくて、自分の気持ちを話した方が、伝わるかもしれない」
そういうと、生徒なりに考えて、「ああそうか、そうだったんだな」と気がついて自分たちで判断して思いやってくれる。
中学2年生になると、やっぱり落ち着きがでてくるものらしい。
けど小学生もそれに合わせられる。
とはいうものの、やはり小一の子が少しつらそうなので「別のことやる?」といって、絵本を読んでもらっていた、それもおもしろくなかったようで、漢字練習をしていた。(今日習った「家」を練習しなかったところをみると、課題か宿題なのだろう。新しいことをまず、入れて欲しかったなぁと今おもう)
一問一問からたくさんの学びが出た。
たくさんのまなびが出て来る問いを選べるかだ。
たくさんの学びができる、時間があるかだ。
とてつもない興味をもって、授業を受けてくれた。そして私もたくさん学んだ。
中二の子は学校の成績がとてもとても悪いというが、まったくそんなことはなく、学校の中で貼られたレッテルを家に持ち帰ってお母さんが心配しているだけだとおもった、高校受験は中学校と同じなので、中学の成績が悪いということは、頭が良くても、受験には苦労するということなのだが、
年齢が違うと考えることも違う。
中学生は小学生の感性に学んで、小学生は中学生の抽象的な話を聞きながら学んだらいい。
小学生でも、他の人の話を聞いて、そこから自分で学ぶというチカラがあるとおもっている。
だから今度はもっと、中学生との話を前提にして、小学生に質問を振るようにしたい。
オトノネは先生も生徒も成長する学習塾です。
授業で喋ったことはたくさんありすぎて書ききれません!
【芸術と政治】映画『MOTHER マザー』と大西つねきさん
「れいわ新撰組、大変だね」
そんな話題を振ってくれた生徒がいる。
学校に行かないぶん、いろんなアンテナを張ってくれている。
で、「選別」という言葉はどうだったかとおもおうけど・・・
僕は「命」をテーマにした大西さんの気持ちは大切にされるべきだった、言葉じりだけとらえられてその「学び」「対話」の場をつくれなかった「ひと」と「ひと」の悲しさを話した。
「テーマ」としての「命の選別」の話をしていたら、その子がこんなことを言った。
「国会議員に、じじばばがおおいでしょ?じじばばが居座っていたら、若い人がでてこない、まわらないじゃん!?」
子どもは「命」「死生観」のテーマで、自分の言葉をこうして生み出す。
大人は、「命」「死生観」のテーマを受け入れようとしないのか。
ただ「問題行動」だけをみている。
学校でよくいる狂った人は、日本人のスタンダードかもしてない。
最近その子が見た映画のテーマが「共依存」だという。
芸術家は芸術家の言葉で語る。
政治の言葉は政治の言葉がある。
芸術の言葉の弱さが、政治の言葉の弱さ。
政治のことを語る前に、芸術のことを語るのが、先なのだろう。
政治は「応用問題」なのかもしれない。
今の僕にとって、政治は「定期テスト対策」だ。
生徒の話。
オチ。
その映画は50、60代の人が見に来ていて、若い人はあんまりいなかったという。
みんな「ファンタジー」が好きなんだろうか。
昔見つけた映画もひどい。
韓国の映画。
韓国映画は、話題がシリアスでも、ユーモアをいれてくれるから味わいが違う。
学びのある人と話すのは楽しい。
学びが何かわかっていない生徒にも、伝えていけたらと思う。
絵本の不思議
オトノネには今小学生の子が来ている。絵本、読んだことないんじゃないかな。。。。と思うような子(後でお母さんに聞いたら、家に絵本があるというので誤解だった)だが、図書室は好きで、金曜日には本を借りて家で読んでいるという。図書館が好きな理由はさておき!
で、その子に『鷲と少年』というネィティブアメリカンの物語を読み聞かせた。
『鷲と少年』
絵、というか挿絵が多く、おそらく思春期を迎える子供たちに響くような言葉、物語だろう。この子には早かったかな・・・と思ったら。以外にじっと見て、文字を目で追って、はたから見ると熱心に聞いている(が、本人は早く手裏剣で遊びたいらしく「最後まで読むの?」とか質問してくる)。熱心に、聞いているように感じた。何が起きるかわからない。一人の人間を知ることなどできない。心のどこに触れたのかわからない。ただ、これがいいかなとおもって、僕が手にとって、語り始めた言葉で、15分くらい(結局半分しか読めなかった)、じっとして耳を傾けてくれた。(学校ではなかなか座ってくれない子だ)。
コドモには、本という「モノ」に関心をもっていてほしい。大人だっていつも新しい物語を探していたり、自分が感じたことをきちんと言葉にしてくれる誰かにメロメロになってしまう。言葉が住んでいる本という「モノ」を心ある眼差しで心に響かせる経験を、学校の教科書を通じて、学校の授業を通じて得ることは望めないだろう。その子の眼差し、その子のリズム。呼吸を見て、読み手も反応していく。絵本を読むとは、物語を通じたコミュニケーションなのだ。言葉を教えるとか、教訓を学ばせるとか、面白がらせるとか、そんな功利主義的な道具ではない。
絵本は一人で読むものでもなければ、音声や動画で流れていればいいものでもない。
大人が、子供に、世界を語りかけるときの小道具が、絵本だ。
絵本がたくさんあって、一人で繰り返し読むことがひとり遊びだとしたら、同じ絵本を大人に読んでもらうことは、一人遊びでは経験できない、世界との関わりをもつ機会になる。
勧善懲悪、アンパンマン!勧善懲悪、仮面ライダー!勧善懲悪、シンカリオン!の物語もほどほどに!世界は白黒つけられない心でみたされている。小さな子供の心に、どんな物語を語りかけたいですか?
ドラマチックな瞬間
動物保護の話で高校生と盛り上がった。
その子は訳あって、「動物愛護」に想いがある。
で、僕がイチオシしている安冨さんが馬と一緒に選挙活動したことについて。
その子にも言い分があった。(もう信じられないですよ!つまり大反対)
僕にも言い分があった。
で、僕は言わなかった笑(というかそこまで大反対されたことにびっくりした)
けど、言い分をいうかわりに、間をおいて、「でもさ、いろんな言い分とか、主張とか、想いがそれぞれあって、他の人は「えーなにそれー」って反対意見をもっていても「いや私はこう」って言えるような、そういう信じられるものがあったら、強いよね」と話した。
その子は、ちょっと意外だ、という感じで、僕の言葉を受け取ってくれたようだ。
僕は、とにかく、「生きるための経済学」を書いた安冨が好きで、「誰が星の王子様を殺したか」を書いた安冨が好きで、なんか音楽とかいろいろやっている安富が好きなのだ。
れいわ新撰組を何だっけ、あれ、ああ、無縁の概念で表したセンスが好きなのだ。
信じてきたもの、価値観も、どんどん、成長すると変わっていく。
僕も昔は「環境を守れ!」とか「自然保護!」とか言っていたからね!
学び続けること。
学び続けること。
それは、問い続けることであると、言い忘れた笑
それにしても、その子は動物愛護というネタを使って、自分の感情と向き合っている。
怒りという感情と。
そっちの方を、大切にしたい。
ーーーーーー
他にも、ドラマチックな瞬間が、オトノネの時間にはある。
いやぁ、ほんと、まいったな・・・君ってやつは・・・って感じ。
その子は、読み書きよりも聞く話す方が得意で、で、黙読でなくて音読で国語の問題を解いていた。
で、音読だから、「問題」を聞いた時には、すでに情報は記憶の中にしかないわけで・・・
それで、最後の「抜き出して答えなさい」みたいなのを、そのまま、答えた!
ヤヴェー
ちなみにこの子は、学校では、先生からすでに放置されている子です。
こんなチカラをもっているのに、学校のテストは、残念な点数で、その子の自尊心をくじいている。
大丈夫だよ。
テストの点数、気になる?
大丈夫だよ。
え?でもテストの点数、気になる?笑
(その子の学校はふざけていて、テストの結果をグループで見せ合うという罰ゲームを取り入れている。本当に、おふざけがすぎている)
心を大事に。
ーーーーー
別の小学生は、
算数と国語を同時に伸ばすパズル 上級編
これにはまったという。
他のは全然やりたくないイヤイヤだけど、これは、やると。
で、まだ中級だけど、上級を買ってもらって、解いたらしい笑
解けたらしい!驚
何に驚いたかというと、1時間かけて、問題を解いたという。
これ、大人でも難しいんだけどなー。
この子は、挑戦したいことを、突き詰めて、やってほしいなとおもえた。
「嫌なことをする」のが苦手、という話だが。
さてさて、今度は、正面向いて、お話してみようかな。。。
頭がいい人は人付き合いもうまい?
生徒がそんな質問を僕に投げかけた。
答えは「ひとそれぞれ」だろう。
「お勉強」ができるからといって人付き合いがうまいわけでもない。
「お勉強」ができても、引きこもりで人嫌いな歴史上の著名人はたくさんいる。
「お勉強」ができないけど、人付き合いがうまい、人もいる。
上手い下手が何を表すかはさておき。
人付き合いが上手い人は、「頭はいい」けどただ「お勉強」をする環境や動機がなかっただけかもしれない。
わからない。
「お勉強」ができるけど人の気持ちがわからないサイコパスのような人(魔王)が集まった場所もある。
ーーーー
とにかくその生徒が人間づきあいで今、多くのことを学ぼうとしていることがわかった。
勉強も、それなりに笑、進んでいる。
同じ状況でも、人によって感じ方、認知の仕方、処理の仕方、反応の仕方は違う。
ストレスを和らげる、その方略を学ぶことが、感情知性にとっては大切で、感情知性と呼ばれるものがなかったら、学力といった、より高度な(人によっては知的に楽しい)ストレスには耐えられないかもしれない。
ーーーーー
この子は「コミュ力が高いと、他の大人とか先生にもウケがいい」という観察・分析もしている。
実はこの子、芸術家の能力を持っている(パーソナリティー特性ビッグファイブ で開放性が高い)せいか、認知能力が高いようにおもう。
それを「お勉強」にどれだけ注げるか。
「お勉強」のために、どれだけ、「お勉強以外」を頑張るか。
僕はそうおもう。
自閉症スペクトラムの子とのレッスンの驚愕的結末
自閉症スペクトラムの子とのレッスン。 自閉症スペクトラムってなんだとか「はったつしょうがい」ってなんだという話はこちらをご参考ください。 「ひと」と「ひと」か、「健常者」と「障害者」か【発達障害という「差別用語」をめぐって】 この子を見ていると、「自閉症スペクトラム」という言葉は全くどうでもいい気もしてくる。 いたって、「ひと」として自然だと僕には思えた。「ひと」としてみられない世の中が、外には広がっているのだが。 その子が、好きな動画を教えてくれた。
この子は、こういう都市の姿、ビル、電車に興味がある。 電車の話、いろんな都市に行って「ビルの高さが100メートル以上!」だとか。 調べるらしい。 こういう「構造物」「人工物」への興味関心を持ちつづけて、広げ続ければ、楽しめれば、「命」も「心」も大切にできる人になるのだとおもう。 この、今自然に開かれている窓を通じて、扉を通じて、人に出会うことだってできる。 そしてそれはものすごく自然なことのように、僕には思える。 もちろんいろんな道のりはあるけれどね!(それが命の神秘というやつです)
この動画は「つくられたもの」だという。 元ネタはこっち!だというので見て見た。
すごい。 人間社会を批判している。 こういう動画に興味を示す小学生。 やっぱり子どもはわかってる。 で、オチは、「このチャンネルをつくったのはわたしです」 ということ。 「わたし?」 「そう、わたし」 ということです。 小学生に、驚愕せよ!!
いろんなソフトも調べて、使っている。 勉強どころじゃない。 今、子どもたちの世界は、暮らしはどうなっているのか。 スマホがある、ネットに通じている。 時代が違う。 時代は違うけど、大切にしなくちゃいけないものは変わらない。 時代と時代の境目で、大人たちに切り刻まれないような強い「心」をもって、「命」を守ってほしいとおもう。
こういう、子どもが持っているチカラを閉じ込める、開けない学校なんて、なんてことないのだ。
人と人が集まるとできること
今日、オトノネにお客さんがきた。
お客さんというより、オトノネが好きな人が来てくれた。
女性(なぜかオトノネは生徒も女性の人が多い。なぜかは知らない。いやお母さんたちとよく喋るからそんな気がするだけだろうか)。
現在、家庭教師のトライで搾取(6割をトライがもっていく。トライを利用する人はこの構造に加担していることを知っているだろうか。コンビニは本社が5割もっていく)されていて、でも子どもたちとのやりとりを聞いていると、ああ、子どもが出会って素敵に成長できる人なんだなとおもえた。
この人にパーソナリティー特性のビッグファイブの評定を出してもらった。
ビッグファイブって何?という方はこちらへどうぞ。
僕の評定と見比べると、一致している場所もあれば、一致していない場所もある。
気があう、とおもうのはたぶん一致している場所で。
だけどもっとおもしろいのは、女性、男性という違いからか。
でこぼこしている場所が、二人だったら補える感じ。
それがとてもおもしろかった。
子どもにとって何がいちばん「適切か」は違う。
僕一人ではできない関わりが、他の人にはできるかもしれない。
一人でできることもあるけれど、誰かと一緒だからこそできることがある。
それが家族、であったり、仲間、であったり、同僚、であったりするはずで。
管理する側される側。
命令する側される側。
そういう図式を潜在的に教えてしまう学校のシステム、会社のシステムで、このよろこびが味わえるのか。
あれだけの人数が集まっているのだから、すごく楽しいことが、すごくいいことが、すごくしあわせになれることができるはずなのに。
組織になると、どうしてか、それがうまくいかない。
らしい。
男性と女性。
太極図のように、そこには優劣がない。
得意不得意がある。
この二つの原理がお互いに組み合わさって行く中で、子どもは自分のバランスをとりながら、成長して行く。
それがとても、しあわせなことのようにおもう。
ビジネスの原理を家庭に持ち込んでいないか。
お母さんにはお母さんの役割がある。
宿題やったの?というセリフにも、分担があるのかもしれない。
お母さんなら、、、宿題、難しいの?などと、声をかけるのかもしれない。
お母さんはお母さんの言葉で。
お父さんはお父さんの言葉で。
そういう多様な言葉の中で育つこどもは、
しあわせだ。
オトノネ家族募集中!!
今日の面談(高校生)
と、その姉妹兄弟たち
ブラックはラーメンだけにしようぜ!という話で大爆笑するような、ブラック高岡高校でがんばっている高校生。
オトノネで、何を手伝って欲しいか、という質問に「教わるというより、自分でわからないところを一緒に考えてほしい」と答えてくれた。
今、今、その子がやろうとしていること(たとえそれがどうなっても)を応援したいとオトノネはおもう。もしやりながら、あ、やっぱこの感じは無理か、別の方法にしよう、とおもったら、その時変えたらいい。とにかく今を全力でやってみて、「これでいけそうか」を振り返る時間を大切にしたらいい。自立心ある子がきてくれた。オトノネのHPをみて、ここだぁとおもってくれたという。ありがたい。
ふつうの塾なら高校生だけくるところかもしれないが、小学生の子どもも二人、一緒に連れて来てくれたお母さん。家族みんなできてくれる雰囲気がオトノネにあるなら、とてもうれしい。そっちの子についても話したいことがある、、、ということでまた次来てもらうことになった。
うーん。
春から、さぁ、どうやって家賃を稼いだらいいものか。
お金のことに考えを巡らせている場合でもないが、自営業を始めたからこそ考えられる、大切なこと。これから社会人になって行くみんなにも、肌で感じてもらえるようなオトノネでいいかな。
「高岡高校で困っている人はたくさんいますよ。苦手な教科、置いてきぼりにされた教科がそれぞれちがいますけど」という話。本当にひとそれぞれ。ああ、ひとそれぞれ。
BTSとBLACKPINKと言葉。
韓国の音楽は熱い。
というか盛り上がっている。
少なくともこの生徒の中では。。。
2:44
曲全体に英語と韓国語が混ざっている。
rainin’ はrainingの略。リズムに載せるために音を調理する。
rainとpourの組み合わせは初めて見た。
新しい言葉が生まれて育つのは芸術の世界。
BTS (방탄소년단) ‘ON’ Kinetic Manifesto Film : Come Prima
0:47
BLACKPINK – ‘How You Like That’ M/V
gon’はgonnaの略だという。
gonnaはgoing to
略の略????新しい!
1:12
ラップに韓国語と英語が混ざっている。
この事務所、YGエンターテイメントは実力のある人をプロデュースしているという。
僕が好きだった2NE1。同じ事務所だと聞いて納得した。
10年前
2NE1 – LONELY M/V
BLACKPINK – ‘Kill This Love’ M/V
0:19
crazy high
crazyを韓国語で、highを英語で言っている。
文、句、レベルではなくて語レベルで解体融合している・・・・
やばい!
そそるぜこれは!
遊びの破壊力

いやぁ、びっくりした。実によく遊んだ。
今オトノネに来ている小学生の男の子と一緒に折り紙で手裏剣をつくってみた。(対称性を学ぶ、というひそかなねらいもあったがそんなことはどうでもいい)実は何週間か前には、僕が見せてもなかなかできなかった手裏剣(手裏剣は難易度が高いから前回はカブトを作った)を、なんと、なんとか作ることができた。めでたし、めでたし、で終わらない!
部屋の中に転がっているダンボールの丸太(山田さんありがとうございます!)の上に、手裏剣を投げるという遊びを開発。まるで日本の昔の遊び「投扇興(とうせんきょう)」ではないか!そして「ここは何点!ここは何点!」というふうに点数をつけた。
遊びながら、声を立てて笑う。そして「ここに落ちたらマイナス3点!」とか、負の数まで出し始めた。どこで習った?小学生だぞ?まぁいいや。それで僕がうまくいかずにどろどろとマイナスになっていくので「ちょっと、丸太の場所変えて、これに乗っかったら何点っていうのはどう?」と交渉を持ちかける。「いいよ!」と言ってくれる。それでも点数が伸び悩む僕に、さらに「ここにいったらマイナス5点!」といって、到底、乗っかりそうにないカーペットの上を指差す。「いいよ!(そんなところ乗っからないぜ!)」と言った次のターンになんと手裏剣がそこに言ってしまって大爆笑!ちなみに畳や机に落ちてもマイナス。床はセーフ。
(ちなみに、起死回生の超ボーナス点が当たる丸太は、壁の向こうの完全な死角にあって、バナナカーブでないと届かなかったり、遠すぎてねらいをさだめられない場所にあったりした。遠くの丸太まで、その子は手裏剣を投げられない。)
ルールを考えながら、ゲームをおもしろく作り変えながら、1時間くらい遊んだ。
で、遊びだけで終わらないのがオトノネ。お母さんに「今日、オトノネで何があったか、お家で聞いてくれますか?」と宿題をだした。それを記録してもらうことにした。楽しかったこと、悔しかったこと、感じたこと、どんなことをしたか、次はどうしてみたいか。言葉にして、感情を伝えてみること。ルーチン化した、代わり映えのない日常にはない変化が、遊びの中にはある。感情を一緒に、共有してみてほしい。うれしいことも、かなしいことも。言葉を、言葉を育てる時間をつくってみてほしい。
オトノネを入れないで、週に3回、習い事をしているこの子が「あそべる」のは一体いつだろう。あることないことぜんぶ使って、フルマックスに空想の世界に浸れるのはいつだろう。そして心ある人間と心あるあそびをするのはいつだろう。マリオカートが大好きな彼。時間もなく、友達もなく、場所もない子供達にとって、ゲームは、もしかしたら、あそびの最後の頼みの綱なのかもしれない。
おとのねで、あそびましょう。だれもがもっている命のチカラを、燃やしましょう。輝きましょう。そんなおとのねでした。
好きなことをして学ぶ。遊びながら学ぶ。子どもの自然な姿。
子どもの「天の才」を、大人が台無しにしてしまわないか。
子どもの心に種を蒔く。蒔かれた種を守り、育てながら、僕らも子どもと一緒に育つ。
学習塾を名乗りながら、オトノネはいつも悩んでいる。
高校生なら、本気で受検に挑むことがその子の発達段階、課題として適切な場合が多い。
(社会的に決められている、そして本当に自分に向き合って将来を考え、出した答えに向かっていくという意味で)
けれども小学生で。。
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小学3年生、8歳が、とても大切な境目の時期だということはなんども書いている。
おとのねさんの「小学生が一番(?)、教育に投資する時だ!」という思いを支持するデータを文科省の「子供の学習費調査」から読み取る。
個別化・自立のための小学生の「お勉強」法(小学3年生からの家庭教育)
自立心と感情のコントロールと思春期と8才からの内言
「稽古」と「習い事」の違いと「労働」
そういえば、僕が家出をしようとおもったのは、小学4年生だった。
何事かに悩み出したり、本当に自分の姿が自分に映るようになる時期、かもしれない。
何度か、一緒に絵を描いたこともあるこの子は、筆ペンを持つとまた集中力が上がったり、描くことになにやら何かがある子。
おとのねさんが「この子にパステルはどうか」とおもって、使ってもらったら、筆を使って描く時とは様子が少し違って、シックリきているようだった。
体の皮膚感覚、体幹がしっかりしているこの子には、今のこの子には、筆を使うよりも、指先を直接使ったパステルの使い方の方が、無理なく、楽しめるんだろう。
「ブラックホール描く!」といって、「え?ブラックホールって、見えるの?」と僕。
光吸い込むから取れないんじゃないの?いやでもお母さんの話だと、要するにブラックホールの周りのまだ映る場所を写した影の部分がブラックホールだっていう写真があると。なるほど。
「惑星を描きたい!」というからネットで惑星を出した。
「輪っかが描きたい!」というから、木星か土星かどっちかと聞いた。(木星って、あれ、輪っかありましたよね?ないですか?)
土星の方がいいらしい。
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その子は踊りも歌もよくやる。
あまりにも綺麗に踊るものだから、「もういっかい!」とかいいながら遊んでいてしばらくすると。
歌詞を描き始めた。
漢字でもかけるらしいのだが。平仮名。(まぁいいけど)
歌詞を書きながら「わ」と「は」が間違っているけど。。
別に書かなくてもいい歌詞を、自分で、ひらがなで書き始める心がある。
オトノネにある大きな、自由に使えるホワイトボードがあるせいかもしれない。
そこで、踊りを踊って、歌詞が思い出せなくて、ネットで検索しながら、、、そういう遊びの物語の中から、ひらがなでホワイトボードに歌詞をかくという次なる遊びを発見。
思い出しながら、、、、、
「わ」と「は」が間違っているけど。。
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学校で「わ」と「は」を学ぶ時、今どき、穴埋めをやる。
高校生ですら穴埋めをしている。
これ、おとのねさん、はっきりいって、間違っているとおもう。
わかる人にはわかるでしょう。。。大人都合の、空所補充。
「は」というひらがな一文字の不思議を、伝えれば、子どもは勝手に学んでいくのに。。。。
まぁいいや。
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算数も、国語も、できない!のは経験不足なだけかもしれない。
けど算数や国語以外の、その子が本当に輝く、一生懸命に、本気になれることがある。
能力主義、能力主義の時代で、「ついつい後回しになる」大切な子どもの「天の才」を大人が勝手に摘み取らないように、と、僕は自分にいつも注意している。
僕だって「天の才」を自分で今、育て直しているようなもの。
オトノネは、そんな「自然」な学びを、追求していきたいと思っています。
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学校でできないのは、当たり前とおもってください笑
家庭教育、個別対応、自分にあったスピード。
小学生の時には、小学生にあった学び方、小学生だからこそできる心の育て方がある。
それが実践できる、オトノネでありたい。
ヒノキとアカシアの家、みんな遊びに来てくれるかな!?
オトノネ以前
オトノネを始めてからいろんな人に出会いました。
コンビニ・マクドナルド式のフランチャイズで働いていた時には心ゆくまで関わり合うことができなかったのが、生徒やお母さんとの距離が縮まり僕自身もきちんと悩みながら保護者の方や子どもたちに関われました。
自営業を初めてよかったとおもってます。
新しい出会いを楽しみにしています。
今でもよく覚えている生徒がいます。自分はとても勉強のスピードが遅いのだといつも悩んでいました。浪人をしても行きたい大学があるのだと言っていました。「英語で人と関わる仕事がしたい」と彼女は言っていました。たしかに発音はとてもいい!小さい頃から英会話スクールに通っていたということでした。彼女は明るく元気で、話しをすることがとても大好きでした。君が自由自在に英語と日本語を行き来できれば、持ち前の個性で人気抜群の通訳になれるんじゃない?とはなしをしました。彼女は高校の基礎から英語の勉強をはじめました。彼女は発音ができるという長所があったので、スペシャルな単語帳に取り組んでもらうことにしました。「これ!いい!」と言ってくれたことを今でも覚えています。彼女の勉強法は他の人と違っているので、今までどうしたらいいかわからなかった、できないと思いこんでいました。おしゃべり、コミュニケーションがデキる彼女なら、超売れっ子の通訳家になれるでしょう。私もそれが楽しみでなりませんでした。彼女に必要なのは英語と日本史でした。彼女は英語の発音ができます。とてもうまい発音です。けどその力を今まで受験勉強に使えていませんでした。英語は体で覚える基礎を、彼女はもっているのに誰も彼女に彼女にあった勉強法を学べていませんでした。彼女は日本史が好きです。ただ、ひとつのことを深く調べる癖があるといいます。今まであってきた先生からは「時間をかけないで、さっさと暗記しなさい」と言われていたといいます。私は彼女に、深く調べるポイントを作る意識をしてみるように伝えました。時間は限られています。大切な用語をいくつか選んで、その用語を調べるようにして、彼女は勉強を進めて行きました。彼女は興味をもって自分で調べるチカラをもっていました。だけど彼女は、彼女にあった、彼女だからできる、彼女のためだけの勉強法に気づいていないのでした。富山の学校は「みんなでいっしょ」にやります。だけどそれではわからないことがたくさんあります。ちゃんとあなたをみてもらう、ちゃんとotonone であなたのやりかたをみつけていく。今までとは違ったあなたのお勉強をはじめてみませんか。
県内の有名高校に通っているの女の子。高校になってから英語も数学もわからず、宿題もこなすだけで授業にはついていけない、わからないとはなしをしてくれました。将来の夢はあるけれど、勉強ができないというだけで、気持ちが小さくなってしまっていました。彼女に最初にしてもらったことは、中学校の復習です。できることがちゃんとできること、できることがあるからこそ、まなび方が身につけば、ひとりでも勉強できるようになります。部活のはなしをしながら、学校の先生にいわれたことやらなにやら、いろいろなおはなしをしました。苦手だった、ずっとわからないままだった「塩の問題」ができるようになった!とうれしそうにはなしをしてくれました。彼女は建築家か大工になりたいと話しをしてくれていたので、そして私自身が建築の勉強をしていたので、建築家や大工の勉強ができることをひとおおり話しをしました。現代建築、オシャレに特化した場所、大工仕事を実地で学べる場所、林業などとの関わりもたくさん勉強できる場所、構造計算にこだわる場所など。将来、彼女には日本のどこかでおもしろい建物を建ててほしいなぁとおもっています。
県内某有名高校の女の子と生物のはなしで盛り上がっていました。日高さんという生物学で有名な人の本も読んだと話していました。行動学、生態学、生物のはなしをしている彼女はとてもたのしそうです。だけど彼女は文系でした。数学ができないから、どうしようもないでしょ?というのが彼女の言い分です。そこで、とある参考書をやってもらうことにしました。すると彼女は「この人(参考書)、おもしろい!」といってくれました。本との、本当の出会いが彼女の進路を変えたようです。学校での友達関係やら、大量の課題がでるのだというはなしをしながら、彼女のペースで勉強をすすめました。今彼女は、アメリカで宇宙生物学をまなびたいとはなしてくれています。「そもそもなんで学校行かなきゃならないの?」と真面目に質問してくれる彼女なら、アメリカの大学で学ぶことはとても刺激的で、おもしろい経験になることでしょう。楽しそうです。
中学一年生の男子生徒。彼はいつも学校の宿題ばかりしていました。もくもくと、もくもくと宿題をしています。はなしをきくと、学校の授業がわからない、授業の時間がつらい、先生がしゃべっていることがわからない、ということでした。そこで今の彼に何ができるのかと、ちょっとした質問をしてみました。彼が英語でつまづいていたのは、三単現のsがでてからでした。とにかく今彼は英語が嫌いです。だから三単現のsがでてくるまでの「わかる」ところをもっと身につけることからはじめようと私は彼にはなしました。いつも下を向いてもくもくと、黙って宿題をしていた彼は、私の目を見て自分からもはなしをしてくれるようになりました。ちゃんとはなしをするだけで、おとながちゃんと向かい合うだけで、こたえてくれる素直さが、彼の勉強を支えています。
中学生二年生の男の子。文字式がわからない!といっていました。「どうせ僕はできやしない」といつも自分を傷つける言葉を使っていました。「そんな言葉を使わないでほしい。少なくとも僕は君ができないなんておもっていない。一緒にやっていこう。」と私はいいました。学校の勉強は進んでいきます。問題は解けるけれど、文字式への苦手意識は続きます。そのつど、説明をしていきます。彼には時間が必要でした。励み、励まされながら彼は今「文字式、もう大丈夫ですよ」と言えるまでになりました。もう自分を傷つける言葉を口にすることもなくなりました。数学ではない、人としての貴重な時間を彼は文字式を通じて経験したのだとおもいます。
小学生の女の子。とてもたのしいはなし。漢字の練習をしていた彼女の筆箱には「魚」の漢字がたくさん書かれていました。鯖(さば)やら鰻(うなぎ)やらなにやらたくさんの魚がいました。「”さゆり”はあるかな?」私は寿司ネタの”さゆり”が好きだったので、彼女に訊いてみました。彼女は一生懸命”さゆり”を探してくれました。「ない!」とうれしそうに彼女ははなしてくれました。とびきりの笑顔で。「これ、景品でもらったんだよ!」といって、筆箱を自慢してくれました。彼女はおとなになったら”さゆり”を食べてみてくれるのでしょうか。楽しみです。
中学生二年の男の子。問題集にある「走れメロス!」を読んでいました。とても眠たそうです。いや、つまらなそうです。そこで私は「走れメロス!」の作者でである太宰治のはなしをしました。「太宰治って、誰?」「わかりません」「太宰治だから、ダサイのかな?ダサくない治だったら、どんな治かな」「カッコイイ治」そんなはなしをしながら、手塚治虫のはなしになりました。手塚治虫のマンガで「走れメロス!」があったかなぁとおもったからです。一緒にパソコンで調べました。パソコンで調べながら、手塚治虫のマンガを紹介したホームページを見つけました。「手塚治虫のマンガが分類されているけど、”ノンフィクション”ってなにかわかる?”SF”ってなんのことだか知ってる?」とはなしました。それから「走れメロス!」を探したけど、ありませんでした。探しながら、手塚治虫のいろいろなマンガの表紙、タイトルをみました。彼はたのしそうです。「君の家の近くに図書館はある?」「はい」「そこに、手塚治虫のマンガがあるはずだから、読んでみなよ。君が気になったタイトルはあるかな?」と聞きました。彼は僕の大好きな「火の鳥」を選びました。そんなことがあってから、「走れメロス!」を読み始めました。私の問は「この物語を読んで、君の心にのこった、ドキッとした場面を説明してみて」です。言葉を選びながら、「走れメロス!」を読んだことのない人にもわかるような伝え方をする勉強をしました。
浪人生の男の子。彼は国立の医学部を志望していました。地元で過疎化が進み、医者もいない、峠を超えている間に命がなくなったはなしをたくさん訊いてきたとはなしをしてくれました。はっきりと自分の進路を決めていたようです。それからはなしをきくと「実は英語が苦手なんです」「一度にいろいろやると混乱するんです」ということで、英語と数学からはじめました。今までずっと勉強してきたけれども、成績が伸びない英語。彼に必要なのは、基礎でした。医者になって地元の人の生活を支えたいという気持ちを実現するための、彼の方法が必要でした。彼のユーモアセンスは抜群です。絵を書くのがウマイ。人を笑わせる力があります。彼には是が非でも医者になって人と関わってほしい!と私はおもったものです。修学旅行のバスの中で、スケッチブックをつかってクイズを出したはなしをしてくれました。実際に使ったスケッチブックをもってきて、僕にクイズをだしてくれました。彼はなんと、彼が自分の頭でつくったオリジナルのクイズをつくっているのです。驚きです。そしてそれがまたトンチがきいている。私は彼に、絵を描く才能を使って「数学の答案を美しく、絵画のように書いてほしいな」とはなしをしました。見やすい、伝わりやすい、なによりも美しい答案は、採点者の人に、彼のヒトとナリを伝えるはずです。その意識一つで、本番の後、採点をする試験管たちが「いやぁ、僅差だけど、どっちのヒトをとろうか?」と悩んだとしても、きっと彼は選ばれるはずです。練習する必要はなく、ただ意識するだけで、世界がかわります。
浪人生の男の子。彼は某大手の予備校で何年も勉強をしていますが、成績が上がらなかったといいます。それでも、行きたい大学があると彼ははなしてくれました。理由を聞くと「だって、その大学、かっこいいじゃん」ということでした。素晴らしい理由です。じゃぁ、本気をだしてもらおうということになりました。彼はずっと偉い人に、できる人に教わったら、授業を訊いたら、自分もできるようになるとおもっていたようにおもいました。その時も、偉い人の授業を受けに某大手予備校にも通っていました。「それはちがうよ」と私は彼にはなしました。「授業をたくさんうけておもしろくても成績が悪かったり、答えがあっているから間違っているから一喜一憂したりしてたらつらいでしょ?今までそうして勉強してきたんだから、別のやりかたで勉強してごらんよ。もうその勉強法は、違うんだっておもってさ」と彼にはなしました。今までの癖がぬけず、いつも不安そうにしていた彼ですが、時間をかけて、一緒に勉強していきました。
高2の男の子。今まで学校の課題をこなしている彼でした。国立の理系を目指していました。はなしをきくと、「数Ⅲが苦手なんです」ということでした。数Ⅲができないということは、数Ⅰ・数Ⅱがわからないということで、基礎からやり直してもらいました。すると「実は二次関数の問題ができなかったんです。でも今はできるようになりました」ということだった。なかなか自分から話しをしない彼だったけれど、ちゃんとおとなが「どこでつまづいているのか」をみて、もどって、一緒にやれば、成長をつづけることができます。またそれも、時間がかかることなのです。数Ⅲをやりたいとおもっているのに、数Ⅰ・数Ⅱまで戻って誠実に勉強をやりなおした彼の素直さに、敬意を表します。
高2の男の子。英語が大嫌いです。数学も苦手です。理系です。今まで英語をサボる子、数学がデキナイ子といわれてきていたといいます。彼自身は気にしていない様子でしたが。勉強をしないなら塾もやめなさいと家族からいわれているといいます。「どうしようか?部活もあるだろうし、勉強したい気持ちがでてきたらまた塾にきたら?」と私ははなしをしました。いろいろな小さな約束をしながら、気持ちを支えながら、彼は勉強を続けていきました。彼はいつも音楽を訊いています。最高級のイヤホン、最高級のポータブルアンプをいつも持ち歩いています。あるとき彼ははなしをしてくれました。「こんど、僕の耳にあったイヤホンを特注することにしたんです」私はびっくりすると同時に、なるほどとおもっていいました。「君は音響関係の大学にいったらいいんじゃない?」彼はくいついてきました。「そうなんです。自分でも調べたんですけど」といって、実はこの大学とかこの大学を狙っていて、でもこれこれこうで、、と堰を切ったようにはなしをしてくれました。それから彼はどこか大人びて勉強をするようになったとおもいます。ちゃんとはなしをするということが、気がつくということが、大切なんだなぁとしみじみ、感じました。