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保育士を目指す社会人のための個別指導塾

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保育士試験 筆記試験の勉強をしたい方へ

保育士の資格をとるためには次のような方法があります。

  1. 学校に通ってお金を払って取得する方法(一番お金と時間がかかって、確実)
  2. どこかの学校で「保育士試験講座」を受講して「保育士試験」をうける。
  3. 自力で勉強して「保育士試験」をうける。

実際に私が保育士資格を取るために勉強した際につくった動画です。

なので古い法律の情報はあてにしないでください。

情報の取捨選択をお願いします。

宿題形式がこちら

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解答がこちらです。

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2次試験の実技

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予想問題集の間違いを直さないユーキャン。。

otononeが予想問題集の間違いを指摘しました。その結果を報告します。結論、ユーキャンはオススメしません。


保育士試験の筆記試験合格のための資料

ほしい資料をクリックするとダウンロードできます。zipファイルになっているので、ダブルクリックして解凍してください。

私が作った資料と、インターネットで検索してみつけた資料です。

otonone-オトノネ-のyoutubeチャンネルにいくと、「宿題」と「解答」にわかれて自学自習を応援する動画を見られます。そちらも参考にしてください。

youtube

保育士試験:実技試験の勉強法

造形表現、音楽表現と言語表現について共通して言えることは「採点基準がはっきりしていない」ことであり、このために実技試験はとても不安な、恐ろしい試験といえます。しかしながら、「意識せずに」受験をして、評価してもらいたいことを試験官が見落としてしまうよりも、はっきりと「意識して」試験官がプラスに採点してくれるようにわざと、評価項目をみせるように、実技試験に望むことが大切だと思いました。だから「五段階評価で10項目」がある(50点満点)、というごくありふれた仮定を作って、準備をしてほしいとおもいます。


例えば、評価項目に「笑顔」が含まれていたとしましょう。そしたら、とびっきりの笑顔をきちんとアピールすることです。そこの評価点が「5」になるように。このように、評価項目を10項目、想定して(仮定して)、試験の準備をすることが大切だと思います。「どんな項目があるのかな・・・」私にはわかりません。ただ、想像、予想をするだけです。あっているかはわかりません。けど、想定をしないで試験官も「どっちかな。3かな4かな、、2かな?」と思われるよりは、「うん、5だ」という項目が一つでも増えた方が、より合格には近くはずだと思っています。いろいろなインターネット上の情報をみていると、特典が30台の方が多いのは、「5」が少ないからだとおもっています。一つでも「5」を狙って、増やすこと。それが保育士試験実技試験の合否を分けると思います。あくまで試験です。チェックされる項目にだけ集中しましょう。


採点基準を作る際、インターネットで検索をすると、色々な人のいろいろな基準が書いてあります。ぜひ、研究をして、試験に望んでみてください。きっと「できた!!かな!?大丈夫だ!」と思えると思います。みなさんが書かれているのは「楽しそうに!」ですね。そこに私は「楽しさが、伝わるように!」と付け加えたいとおもいます。


言語表現の採点基準

では、採点基準には、何が含まれているでしょうか?受験者が予想するしかないのですが・・・私は保育所保育指針解説にヒントがあるとおもい、分析をしました。実際に各自確認されたうえで、私のマークした重要箇所も参考にしていただけたらと思います。例えばその中で、私がマークした箇所をいくつかご紹介します。要するに、子ども(試験官)を感動させられるかどうか、です。

保育士等や友達と 共に様々な絵本や物語、紙芝居などに親しむ中で、子どもは新たな世界 に興味や関心を広げていく。絵本や物語、紙芝居などを読み聞かせるこ とは、現実には自分の生活している世界しか知らない子どもにとって、 様々なことを想像する楽しみと出会うことになる。登場人物になりきる ことなどにより、自分の未知の世界に出会うことができ、想像上の世界 に思いを巡らすこともできる。このような過程で、なぜ、どうしてとい う不思議さを感じたり、わくわく、どきどきして驚いたり、感動したり する。また、悲しみや悔しさなど様々な気持ちに触れ、他人の痛みや思 いを知る機会にもなる。このように、幼児期においては、絵本や物語の 世界に浸る体験が大切なのである。

保育士等や友達との関わりの中で、心を 動かされるような体験を積み重ね、それを言葉で伝えたり、保育士等や 友達からの言葉による働きかけや様々な表現に触れたり、言葉でやり取 りしたりすることによって、次第に自分なりの言葉から人に伝わる言葉 になっていき、場面に応じた言葉が使えるようになっていくのである。 保育士等は、このような子どもの言葉の発達や人との関わりを捉えそ れに応じながら、正しく分かりやすく、美しい言葉を使って子どもに語 りかけ、言葉を交わす喜びや豊かな表現などを伝えるモデルとしての役 割を果たしていくことが大切である。

  • リズムを意識して語る箇所がある。
  • 擬音を意識して語る箇所がある。
  • 挨拶をきちんと意識する箇所がある。
  • 悲しみといった感情を意識する箇所がある。
  • 喜びといった感情を意識する箇所がある。
  • 人物の言葉の使い方が変わる箇所がある。
  • なぜどうしてと不思議を意識する箇所がある。
  • 楽しさを味わえるような速度である。
  • 子どもが落ち着いて話を聞ける雰囲気である。

言語表現については、3歳児の発達を考えて採点基準を考えることもできます。いろいろ考えて見てください。

  • 「内言」が生まれる。
  • 「なぜ?」「どうして?」を問う
  • 「こっちがいい」と選択するようになる
  • 未来のこと、過去のことを話すようになる。
  • 1日の報告ができるようになる
  • 「だって〇〇」「だから〇〇」という原因、結果を言葉にできる

音楽表現の採点基準

音楽表現は保育所指針解説にも具体的な項目が書かれておらず、少し戸惑うかもしれません。しかしそれでもやはり解説をみて、採点基準を作ることはできます。やってみてください。音楽表現は、とても聞い順が難しいとおもいます。子供に伝えようとしたら、速度は変えた方がいいですが、そしたら楽譜に忠実にできなくなります。私は工夫して、なんとかやりました。一つの曲を「どうやって、面白さを伝えようか。この曲の何が面白いのか。私は何を感じているのか」が子ども(試験官)にも伝わるように、演奏してほしいとおもいます。

子どもが出会う美しいものや心を動かす出来事には、完成された特別 なものだけではなく、生活の中で出会う様々なものがある。例えば、園 庭の草花や動いている虫を見る、飼っている動物の生命の誕生や終わり に遭遇することなどである。それらとの出会いから、喜び、驚き、悲し み、怒り、恐れなどといった情動が生じ、心が揺さぶられ、何かを感じ 取り、子どもなりのイメージをもつことになる。

ここで大切なことは、正しい発声や音程で歌うことや楽器を正しく上手 に演奏することではなく、子ども自らが音や音楽で十分遊び、表現する 楽しさを味わうことである。

さらには、保育士等などの大人が、歌を歌ったり楽器の演奏を楽しん だりしている姿に触れることは、子どもが音楽に親しむようになる上で、 重要な経験である。

保育士等を含めた大人自身が絵や歌を楽しんだりしている姿に触 れることで憧れをもち、心を揺さぶられることもある。

    以下の項目は、私の予想です。合っているかどうかはわかりません。

  • 楽譜の音楽記号に忠実か(音の長さ、高さ)
  • 2つの課題曲のイメージにコントラストができているか(雄大・暖かい・楽しいを速度や音色で)
  • 正しい姿勢で演奏しているかどうか
  • 楽器の音量と歌の音量は適切か
  • 歌声が、曲の情景にあっているか。(子どもをその世界に浸らせられるか)
  • 言葉の発音がはっきりしているか。
  • 楽器演奏が、歌声とあっているか(音量以外の部分で)
  • いろいろなリズムを入れているか(コードは単純でもよい)
  • いろいろな表現を入れているか(低い声、高い声、声の伸びや明るさなど)
  • 子どもに楽しさを伝える工夫ができているか(アイコンタクトや、表情など、音以外)

以下の項目が採点基準に含まれるか、よくわかりません。おそらく、基準ではないと思っています。子どもに感動が伝わる方、歌い手が歌いやすいことが優先だからです。注意点ですが、譜面を見ながら、とありますが、試験官に曲の要所要所でアイコンタクトをとったり、微笑みかけたりすることが大切かもしれません(私は試験が終わった後に気がついて後悔しました)。要項には「幼児に歌って聞かせることを想定」と書いてありますが、保育士としてであるので、やはりアイコンタクトは必要だったか、と反省しました。楽譜を持ち込みできる、とあるので、アイコンタクトは採点基準ではないとおもっていましたが、失敗でした。

  • 1オクターブ低く歌っている
  • 楽器の演奏を間違える(全体の雰囲気が無くなっていなければ)
  • 激しく移調する(歌の雰囲気がなくならないように注意してください。)

最近気が付いた、保育士資格実技試験の不条理な結果について

インターネットを回っていると「どうして、あれでこの点数なの?」という声をたまに聞く。逆に、「どうしてあれで合格したの?」ということもある。で、ふと気が付いたのだが。保育士試験は公平でなければならない。各都道府県の合格者数をなるべく合わせなければクレームがつく。だから、実は、相対評価をされている可能性がある。ということだ。結論、ベストを尽くすしかない!!のです。

 
 

9歳までの子どもの発達の段階・流れ(概要)

全体像

  • 体に神経をめぐらせる。子宮外胎児期(0歳)
  • 自由になるに自分のココロとコトバを繋げていく。行動力MAX(1歳)
  • 他人のココロに出会いながら、コトバを育てながら、自分のココロを鍛える(4歳)

0〜6ヶ月

子宮外胎児期です。
全身でお母さんを感じています。
自分の体はどうなっているんだろう、世界はどんな風に動いているんだろうといった興味の塊、意欲、好奇心に溢れています。
お母さんとのコミュニケーションで愛着が形成され、以後の冒険、試行錯誤をしていくための安全基地ができます。
「大丈夫、お母さんがいてくれるから」とおもってくれています。

    感情

  • 〈充足〉→〈喜び〉
  • 〈不足〉→〈悲しみ〉・〈嫌悪〉
  • 〈興味〉

6ヶ月〜

自分で免疫を作り始めたり、乳歯が生え始め、原始反射が消えて母乳から離れて行く第一次親離れです。
この時期に人見知りをすることが「愛着形成」の証拠だといわれています。
怖い時、不安な時、お母さんが近くにいるだけでも、安心してくれます。

  • 空間の奥行きが見えるようになる。
  • 指さし・共同注視でひとと関わる。
  • ハイハイで移動し始める。
  • 手をよく使うようになる。
  • 喃語がしっかりしてくる。
    感情

  • 〈嫌悪〉→〈怒り〉〈恐怖〉〈嫉妬〉
  • 〈興味〉→〈驚き〉

1歳〜4歳

1歳から《第二次オヤバナレ》が始まります。
[自己主張]とにかく拡大!拡大!自立心の塊です。
自分で歩く!走る!指先でつまむ!立体視が上手になっていくことで、「私には何ができるんだろう?やってみたい!」と思っているのでしょう。
「イヤ!ダメ!ヒトリデ!」というのは、独立心の表れです。何ができるのか、できないのか、試しながらチカラを使って伸ばしていきます。
完全離乳。前歯8本生えそろう。手づかみ食べで感覚MAX!

この時期に初語が生まれます。また他の人の行動をみて「どうしたらいいのか」考えて行動できます。
デキナイことを「恥」じる気持ち。

2歳からは胸式呼吸がはじまり、とにかくコトバが育っていきます。
言葉のチカラと同時に、ごっこ遊び・物語・独り言・延滞模倣などの抽象機能も育っていきます。
衣服の脱着ができるようになったり。微細運動と眼と手の協応、スプーンに挑戦し、3歳までに乳歯が20本生えそろう。お箸を持つなどどんどん自由に体を使えるようになります。
胸式呼吸が始まって行くと活動量も増えます。どんどん運動させてあげてください。
体と言葉をつかって、新しく出会って行く感情表現を学ばせてあげてください。 コトバが生まれてるのに、排出できない!のを助けてあげてください。

    感情

  • 〈喜び〉→〈憧れ〉
  • 〈恥ずかしい〉

4歳〜

4歳からは心の理論ができ始め、お母さん以外の他人の心をよくよく考えられるようになります。嬉しくないプレゼントもらっても、笑えるようになる。
この能力を使うか使わないか(つまり思いやりがもてるかどうか)は4歳以前にお母さんから思いやりをもらっているか、お母さんから安心をもらっているかにかかっています。
他人の評価、「イイコ」「ワルイコ」「ルール」といった枠組みを取り込んで行く、とても敏感な時期です。
排尿の自立。永久歯が生え始める。視力が1.0くらいになる。食事の自立。などどんどん大人と同じになっていきます。
まだ他の人の気持ちがわからないので喧嘩もたくさんするし、傷ついたり泣いたりもするでしょう。
そっと見守ってあげてください。なんども失敗しながら、試行錯誤しながら、意欲を持ってなんとかするはずです。

「ナニ?」といって、コトバの意味を知ろうとする。
文句・不満も話せるようになる。
第三者の心がわかるようになる。第三者の心の理解のために言葉と体と心を育てる。

体が自由になり、コトバが不自由なせいで、モメゴトが起きる。
自分の気持ちを知ることと、他者のココロに気付けるように手伝う。

    感情

  • 〈自尊心〉
  • 〈罪悪感〉

8歳〜

《第三次オヤバナレ》です。
乳歯が抜け永久歯が生える。生え始めて中学生の時に生えそろうまでの時期がひとつの目安。性を知る。世の中を知る。信念・価値観を言語形成する。
喋らなくなったり、動きまくったり、4歳から練習してきた人間関係スキルを自分の行動パターンとして作り込みます。
小学校・中学校・高校と、環境が変わるたびに自発的にコミュニケーションパターンをかえていくかもしれません。
もう大人です。「言って聞かせる」などできるものではないでしょう。
学校に行くと、嫌なこと、不自由なこと、面白くないことが増えます。楽しいこと、うれしいことを経験させることが大切です。
小さい時から続けている習い事などは、一度、すべてやめることをお勧めします。

  • 〈恥ずかしい〉+〈自尊心〉→〈不安〉〈ためらい〉〈心配〉
  • 〈悲しみ〉→〈寂しさ〉。。どんどん複雑になる。わからなくなる。

カラダの発達

  • 自分の体の状態を知る(0歳〜)
  • 体を心に神経で繋げる。
  • 大きな動き、体の中心から指先へ
  • 肩を使う・肘を使う・手首を使う・指先を使う。
  • 手を握る・手足をばたつかせる(1ヶ月)
  • じっと手を見つめる(2ヶ月)
  • 動いているものを目で追う。すでに探索している(3ヶ月)
  • くびがすわり、首を回してものをみれる、自分から探せる。(4ヶ月)
  • 両眼視(立体視)ができるようになる(4ヶ月)
  • 寝返りうつ・肩と腕を使ってピボットはいはいする(5ヶ月)
  • 大脳が発達し、随意動作が増える(5ヶ月)
  • 両手をついて座り、自由になった手でつかむ・打ち合わせる・引っ張る(6ヶ月)
  • 片手、両手を使い分けて物をつかむ(6ヶ月)
  • 親指と残りの指で物をつかめる(7ヶ月)
  • 手短にあるものをつかんで、口へ運ぶことを繰り返す(9ヶ月)
  • つかまり立ちする(10ヶ月)
  • ひとり歩きして、世界が広がる(1歳)
  • 積み木を一人で積む(1歳)
  • 小さなものをつまめるようになる(1歳)
  • ものに対して何かをする前に、見たり、指で摘んだり、調べるようになる(1歳)
  • ものがちゃんとモノとして使われる。カップは飲むために使う(1歳半)
  • スプーンを使い始める(2歳)
  • お箸を「握って食べる」ようになる(3歳)

食の発達

  • 大脳が発達し、随意動作が増える(5ヶ月)
  • 哺乳反射が消える。免疫グロブリンGがなくなる(6ヶ月)
  • 乳歯が生え始め、噛めるようになる。(7ヶ月)
  • 前歯が8本生えそろう。奥歯が生え始める(1歳)
  • 手づかみ食べ・遊び食べをしながら一口の量を覚える(1歳)
  • 乳歯が20本生えそろう(3歳)
  • 乳歯が抜け、永久歯が生え始める(6歳)
  • 永久歯が32本生えそろう(13歳)

コトバの発達

  • 泣くこと、メロディーで伝える(0歳)
  • コトバを使用していく(1〜2歳)
  • 自分の感情を排出するコトバを覚える(3歳)
  • 第三者のココロを感じられる。(4歳)
  • コトバ・ココロ・カラダを統一していく。
  • 鼻で呼吸(0歳)
  • 母語でも外国語でも、音声の音節に同調したリズムで身体を動かす(1ヶ月)
  • 機能未発達のため呼吸数・脈拍数はオトナの2倍(1ヶ月)
  • クーイング。授乳中、乳首を吸っていない時に揺さぶられると音をだす。揺さぶられることを期待する(1ヶ月〜)
  • 母親の「高い音」に反応し、そのメロディーを音で真似ようとする(2ヶ月〜)
  • 喉の形態が変化。母乳を吸うことに特化していたものが、変わる。音を立てて「ハハハ」と笑えるようになる。口で呼吸ができる(3ヶ月)
  • 母音以外の音が現れる(4ヶ月)
  • 「タァタァ」もしくは泣き声の上昇・下降・平坦でそれぞれ注意要求・抵抗譲渡・呼び掛け叙述といった機能をもつ(6ヶ月)
  • 単語を繋げたようなイントネーション・抑揚・呼吸をコントロールできる。ジャルゴン(10ヶ月)
  • 指さしをする(10ヶ月)
  • 「マンマンマン」という喃語が「マンマ」になる(9ヶ月??ー手先が使えるようになる時期。手当たり次第自分から触る時期。) 「マンマ」は牛乳、水、みかん、ジュース、哺乳瓶、スプーン、皿といった物や食べたい、何かほしいなどの要求を表している。
  • 初語。「ワンワン」「イヤ」「ヒトリデ」(1歳)
  • 音声の模倣が始まる。「ネンネは?」というと「ネンネ」という(1歳)
  • 二語文「ママ キタ」「ブーブー チョウダイ」(1歳6ヶ月)
  • 「マンマ」は食べ物と食器を表し、「ブンブ」が水、「ジャージャ」が牛乳・哺乳瓶などと使い分けるようになる。(1歳6ヶ月ーモノがモノとしての使用用途で使われるようになる時期)
  • 腹式呼吸が始まる(2歳〜7歳)
  • コトバの洪水(2歳)
  • 反射的に口真似をする(2歳)
  • 「ナニ?」を使う(2歳)
  • 独り言をいいながらコトバを試す。作る。(3歳)
  • デタラメのはなしをしゃべる。「デンシャハ走ル ウマイケド オウマガパカパカ」(3歳)
  • 「ドウシテ?」を使う(3歳)
  • 一日の報告ができる。物語を話せる。友だちの名前を口にして、何をしたか説明する(3歳)
  • 想像的な話をする。「どこに行くの??」「お空」(3歳)
  • 「ドウシテ?」「ナニ?」で抽象的なコトバ・意味を知ろうとする(4歳)
  • 「ママ トクヨウ(徳用)ッテ ナニ」
  • 「パパト ママ ナカヨシネ ドウシテ?」「パパトママ 愛シテルンデショ」
  • 抽象語を盛んに理解する。「じんせいって おわりのこと? なんだか さびしいかんじがする」(5歳)
  • オトナの動作を真似ようとする。「Sチャン ワザワザドウモアリガトウ」(5歳)

ココロの発達

  • 子宮外胎児期(0歳〜)
  • 社会的参照と探求をする(6ヶ月〜)
  • 役割交換をする(2歳〜)
  • 第三者と新しい関係性を生む(3歳〜)
  • 満ち足りた浅い睡眠状態の時、反射的に笑う。(0ヶ月)
  • お腹が空いたりおむつが濡れたり【不快】になると泣く(0ヶ月)
  • 人間の顔に似ているカタチによく反応する(0ヶ月)
  • 共鳴動作をする(意識的な模倣ではなく、乳児と養育者が情動を共有し、一体化した時に現れるといわれている)(0ヶ月)
  • 授乳の前に乳房が差し出されるのを見たり、よだれかけをかけられると、おとなしくなる(2週間)
  • 人の顔をしっかりみつめる。誰にでも【笑う】(2ヶ月)
  • 予測できることに対して、自ら反応する。着替え(2ヶ月)
  • 手を動かすと音がなるしかけがあると、自分から楽しがって手を動かす(2ヶ月)
  • 怒り、恐れ、悲しみ、喜び、驚きを顔に表せるようになる(2〜6ヶ月)
  • イナイイナイバアで笑う。ものが見えなくなっても、そこにあるとわかる(3ヶ月)
  • 特定の人を好きになって、目と目をあわせて笑う(3ヶ月)
  • お母さんが急に真顔になると目をそらしたり泣き出す(3ヶ月)
  • お母さんが急に真顔になると「どうしたの?」と言わんばかりの反応をする(6ヶ月)
  • 【不安】になりながら、励まされながら、母を離れてヒトリデ探索するようになる(6ヶ月)
  • 母親の注意を引くために咳をしたり、袖を引っ張る(6ヶ月)
  • 【怖がる】と泣く。見知らぬ人がくると怖くなって泣く(6ヶ月)
  • 母親から離れて寝かされると騒ぐが、母親が見えるところで上体を起こされているとおとなしい(6ヶ月)
  • 【退屈】で泣く。楽しいことが中断すると泣く。欲しいものがなくなって【イヤ】で泣く(6ヶ月)
  • 怒り、恐れ、悲しみ、喜び、驚きを顔に表せるようになる。恐れは一番最後(2〜6ヶ月)
  • ぱちぱち・バイバイ・イヤイヤの動作を真似る(7ヶ月)
  • お母さんが他の人を相手にしていると【嫉妬】して泣く。ダメと言われると泣く(9ヶ月)
  • 人がいる時に、指差しをする(10ヶ月)
  • 自分がどうしたらいいかわからないとき、他の人のふるまいから判断する。状況に応じた表現を学ぶ(10ヶ月)
  • 親戚のおじさんが、大声で笑い転げる猫のぬいぐるみを買ってきて、赤ちゃんに渡す。赤ちゃんは、奇妙なぬいぐるみにどう反応して良いか迷い、そばにいるお母さんの方を振り返る。お母さんが「面白いおもちゃをもらえてよかったね~」と笑顔で声をかける。赤ちゃんは安心してぬいぐるみで遊び始める。(社会的参照)
  • 「◯◯ちゃん」と言われて自分だとわかる(1歳)
  • 他の子どもに興味を持ち始めて近づくが、二人の間には何も起きない(1歳)
  • 鏡に写った自分がわかる(2歳)
  • ロールプレイ・役割を演じられる。(2歳)
  • 自分がなりたいものになれない不満や葛藤を表現し、演じ、無意識に解消している。新幹線を動かしたい。お母さんになりたい。あこがれ。(2歳)
  • 寝かしつけてもらった体験で、自分も人形を寝かしつける。(2歳)
  • 延滞模倣。保育所でお母さんの真似をする(2歳)
  • 移行対象をもつ(2歳)
  • 自分のことを「◯◯ちゃん」と呼ぶ(3歳)
  • 子どもの中にある気持ちを、大人が読み取って言語化してあげる。今まで表してこなかった「気持ちを表す言葉」をかける。
  • 思うように行かない不満、葛藤に付きそう。記憶との関わり。記憶の精神的な不快感を排出する。「〜したかったのね」。【あこがれ】(3歳)
  • 自意識が強くなる。歌なんか歌ってくれというと、今まではすぐ客の前で歌っていたが、「ハズカシクテショウガナクッテ。」とか「ハズカシイカラ。」と言って歌わなくなった。他の人と自分を比べることができる。「アツコチャンヤクラベルト 八千代ガ大キイ」【プライドと恥ずかしさ】(3歳)
  • 自分のことを「ワタシ」という(4歳)
  • 第三者の状況で物事を考えられる。自分と他者とは違った視点を持っている(4歳)
  • 同じ場所にいるが、自分勝手にあそぶ。まだつながり方がわからない(4歳)
  • 体と言葉が使えるように成り、モメゴトが増える(5歳)

排尿・衣服

  • 反射的に排尿する(0歳)
  • 食事をしてから便器に座ると排尿するという条件反射をつけられる(1ヶ月)
  • 着替えるときなど、予測できる動きに対して自分から反応する(2ヶ月)
  • 尿意を自覚して伝えられる(2歳)
  • 衣服の着脱ができる(2歳)
  • 昼間の排尿の自立(3歳)
  • 夜でも漏らさなくなる(4歳)

 

9歳までの子どもの発達の段階・流れ(各論)

体の発達

0〜6ヶ月

 

  • 妊娠5ヶ月 胎動・おしゃぶりを始める・音が聞こえる。
  • 妊娠6ヶ月 羊水を飲み込む嚥下反射
  • 妊娠7ヶ月 音に反応する。光に反応する。
  • 妊娠9ヶ月 でんぐり返り。
    脊髄や脳幹が中枢の原始反射

  • 哺乳反射 乳首が口に入ると、くわえる。
  • 探索反射 口の周りを刺激すると、そっちをむく。
  • 吸啜反射 口に物が入ると、舌をリズミカルに動かして吸う。
  • 舌提出反射 形のあるものを口に入れると、下を出して外に押し出す。
  • 驚愕反射(音)。
  • 吸啜反応。自分の指が触っても反応しないが、他の人の指だと反応する。
  • 把握反射。
  • 緊張性顎反射。横を向くとポーズをとる。
  • モロー(抱え)反射
  • バビンスキー(足裏)反射(1歳まで残る)
  • 新生児模倣。口の動きを真似る。音だけ訊いて「アー」と「ムー」の唇の形をつくる。
  • 味覚、嗅覚、触覚はおとなと同じ。
  • 視野は狭く、モノクロ。視力0.01くらい。
  • 焦点距離が20センチくらいしかない。
  • 皮膚刺激(痛覚)は一週間後くらいまではっきりしない。
    1ヶ月〜

  • 第一次循環反応(自覚)自分の体が使えることを知る。
    2ヶ月

  • 焦点を合わせられるようになる。波長の長い赤色を識別できる。
  • ハンドリガード じっと手を見つめ、口にいれたりする。
    3ヶ月

  • 動いているものを目で追うようになる。顔も動かせる。
  • (一番「かわいらしい」3頭身になる。)
  • 体重が出生時の2倍になる。【筋肉発達】
    4ヶ月

  • 首がすわる。首がすわったので、首を回して自発的にみれる。
  • 自発的にさわる。
  • 両眼視(立体視)ができるようになる。
    第二次循環反応(道具)

  • 掴んだり、鳴らしたり。物を使って繰り返し同じことをする。自分の行動の結果を踏まえて、また行為を繰り返す。
  • 物をつかんで落として音がなる。またそのものをつかんで、落として、音をならすことを繰り返す。
  • 自分の手足の動きに合わせて何かが動く状況(足を動かすとモビールが動くこと)がわかる。
  • 「随伴性」(何かが何かに応答する)ことを知っている。
  • リーチング 興味あるものに手を伸ばす。。
  • 手足を握る・顔を動かす・同じ行動を繰り返す。手足をばたつかせる(バンギング)
  • 遊びー「機能の快」歩くこと自体の喜び。乳幼児期では神経系がもっとも勢い良く発達する。それらを試している。
    5ヶ月

  • 大脳が発達し、随意動作が増える。
  • 物が隠されてもあることに気付くようになり、いないないばーを楽しむ。
  • 寝返りをうち、移動が可能になる。

6ヶ月〜1歳

 

    6ヶ月

  • 哺乳反射が消える。離乳食の開始。
  • 頭の重量が2倍になる。
  • 寝返りを打てる。
  • 母親から貰った免疫グロブリンGがなくなる。
  • 免疫抗体を自分から作り出す。
  • 風をひきやすい。母乳から得ていた免疫グロブリンAも得られなくなると、なおさら。
  • 視力が0.1程度になる。奥行きや距離感がつかめるようになる。
  • 両手をついて座れるようになる。
  • 日中は起き、夜によく眠るようになる。
  • モノの大小で片手、両手を使い分けて、つかむ。
  • シールを剥がす、積み木を打ち合わせる。穴ぼこに指を入れる。ひっぱりだす。(『乳児保育の基本』)
    7ヶ月〜

  • 乳歯が生え始める。
  • おすわりをして両手が自由になる。
  • ぱちぱち・バイバイ・イヤイヤ・コンニチワの動作を真似る。(ミラーリング)
  • 親指と残りの指で、もしくは人差し指と親指で物をつかむようになる。
  • 抱っこする?と聞くと両手を出す。(『乳児保育の基本』)
    10ヶ月

  • その場でもらったものをすぐ誰かにあげかえす。持っているスプーンで、たべものをあげる動作を真似する。
  • ボールを転がされたら、転がし返す。(ターンテイキング)
  • つかまり立ちできる。

1歳〜4歳

 

    1歳

  • 前歯が8本生えそろう。奥歯が生え始める。
  • 手づかみ食べを始める。こぼしながら、一口の量を覚えていく。
  • 手と口と目といろんなものが協同していく。
  • 体重が出生時の3倍
  • 身長は1.5倍。
  • 頭囲と胸囲が同じくらいになる。
  • ひとり歩き。目の高さが変わる。
  • 積み木を一人で積む。
  • 指先で小さなものをつまめるようになる。
  • 友だちの遊び、友だちに興味を持ち始める。(『乳児保育の基本』)
  • 立体視がうまくなっていくが、まだ両眼視は未熟でものにぶつかったりする。
    2歳

  • 胸式呼吸が始まる。(7歳位までに移行)肺の機能が発達。
  • 尿意を自覚する。
  • 「シーシー」と教えに来たり、素振りを見せる。(『乳児保育の基本』)
  • 視力が0.5くらいになる。
  • スプーン使い始める。
    3歳

  • 大脳の基本的な機能が成人の80%くらいできる。
  • 昼間の排尿の自立(夜は抗利尿ホルモン分泌少なく、おむつ)
  • 乳歯が20本生えそろう。
  • 食べられる食品のバラエティーが増える。素材の味を覚える。
  • お箸を「握って食べる」ようになる。

4歳〜

 

    4歳

  • 体重が出生時の5倍
  • 身長は2倍。
  • 神経系は大人の80%はできる。
  • 視力が1.0くらいになる!
    6歳

  • 乳歯が抜け、永久歯が生え始める。
  • 免疫系が活発に成長する。
    12歳

  • 神経系統が成人と同じになる。
  • リンパ系統(免疫系)が人生で最大。
  • 生殖器系も増え始める。
  • 身長が出生時の3倍
    13歳

  • 永久歯が32本、生えそろう。
    第二次性徴期(どんどん時期が早まっている)

  • 9歳〜女子
  • 11歳〜男子

 

言葉の発達

0〜6ヶ月

 

    新生児

  • ことばによる語りかけに対して、母語であっても外国語であっても、音節に同調したリズムで身体を動かす。母音だけの連続とか、物理的な打撃音へは動機動作は見られない。(相互同期性)
  • 鼻で呼吸している。
  • 肺の容量が小さく筋肉も未発達のため、呼吸数は、大人の2倍(30回)。また脈拍数も2倍の120回。
    1ヶ月〜3ヶ月

  • クーイング。授乳中、乳首を吸っていない時に揺さぶられないと「あー」とおか「くー」という声を出す。乳を吸っていない時、ゆさぶられることを期待する。感情的な声ではない。
    2ヶ月

  • 母親の「高い音」に反応し、そのメロディーを音で真似ようとし始める。喃語が生まれてくる前から、模倣している。3ヶ月以降、この傾向が増加する。メロディーとしての響きが、メッセージ。
    3ヶ月

  • のどの形態が変化(ソレ以前は食べ物が吐気反射を起こさないように、鼻から吸うようにできている。また、母乳を吸うことだけに特化するために、口腔の体積は小さいから構音できない。)声をたてて「ハハハ」と笑えるようになる。大人が母音によく応答するため、赤ちゃんは母音を自発的に発する。「あー」「うー」。口で呼吸ができるようになる。

6ヶ月〜1歳

 

    6ヶ月

  • 母音以外の音が現れる。基準喃語。「パパパパ」「マンママ」何かを伝えるというより、発音の真似。指し示す言葉に意味はないが、発声する気持ちは受け止めて。
  • 「ダダダ」「バババババ」というのは反復喃語。(早ければ4ヶ月から)
  • 「タァタァ」という言葉を繰り返し聴くと、そのメロディーを覚え、状況から、それが何を指し示すかを割り当て、見る。
  • メロディーとしての響きが、メッセージ。同じ「タァタァ」でも上昇・下降・平坦でそれぞれ注意要求・抵抗譲渡・呼び掛け叙述といった機能をもつ。
  • 何を伝えたいかによって、メロディーを使い分けている。というよりも、その感情が引き起こす身体状況と声が、統合されている。
    10ヶ月

  • 単語をつなげたようなイントネーション・抑揚がついた発声をする。
  • ジャルゴン。呼気をコントロールできるようになる。
    9ヶ月〜1歳4ヶ月。

  • 指差し行動ができるようになると、意味のある、ソレを指し示す社会的言語が現れる。

1歳〜4歳

 

    1歳〜

  • 初語。
  • 母語と母語以外の言葉が別れる。一語文。
  • 「ワンワン」「ウマウマ」「ネンネ」
  • 「イヤ」「ダメ」 「ボクノ!」「ワタシノ!」「ヒトリデ」コトバと身ぶりでいうようになる。
  • 「ホシイノ ホシイノ」「キレーキレー」一発話に同じ語を繰り返すようになる。
  • 続いて「コレ ホシイノ」となる。「ブー ノンノ」乗りたいことをはなせるようになる。*
  • (第一《ナニ》期)「コレ ナニ?」と聞けるようになる。物の名前を知りたい。*
  • 「◯◯ちゃん」と呼ばれて、応えられるようになる。
  • イヤ!という言葉にどんなオモイをこめているか。どうやってこの言葉を覚えたか考えるといい。
  • それが本当に「イイタイコト」だったのか。「ボクは成長したんだよ」「もっといろいろ学びたいんだ」
  • 「今までと同じにしてもらっちゃこまる」と言っているのかもしれない。
  • 「したいことをしているときに心がひらかれる」没頭。言葉も身体も、開かれる。心も。
  • 歌い出す。感動を伝えることで言葉が育つ。**
  • 乳児が乳児に「貸して」という。その時、貸す子はどうする?「イヤ」か「イイヨ」か。
  • 物をめぐって他の子どもと喧嘩する。同じものがほしい。
    1歳半

  • 二語文「ママ来た」「ブーブーちょうだい」
    2歳

  • 言葉の洪水。
  • 胸式呼吸が始まる。(7歳位までに移行)肺の機能が発達。
  • 第一次反抗期(教育期)
  • 身体発達に伴って母子関係においても感情のコントロールを学ぶ。「嫌い」「嫌だ」という気持ちに気づくこと。
  • 気持ちをどう行動にするか。受け入れられるか。受け入れるか。
  • 移行対象(ぬいぐるみ)をもちながらも、情緒的な安定を一人でコントロールできる。自分自身を励ませる。
  • 一緒に、ことばや身振りをつかって、考えていく。
  • 一緒に、ことばや身振りをつかって、受け入れていく。
  • 自分の気持ちをどうはなしたらいいか、表現したらいいか、一緒に出していく。
  • 他者の言葉を取り入れ「勇気づけられ、勇気づけ」「喜ばせ、喜び」
  • 一緒にやる行為、日常的なしぐさをする喜びを伝えたい気持ちが、ことばを生みだす。
  • (模倣活動によって、お母さんの仕事を手伝ったりする。一緒に暮らしていく)。お手伝い。
  • 怖くなって不安そうな顔をした時、「大丈夫だよ」といってあげる。感情は人を支える。安心感が、自発性を引き出す。
  • 行動したい気持ちを受け取る。「やりたいんだったら、ちゃんとお願いしなさい。」「こうするのよ」***
  • 水遊びをシて周りを汚す。
  • 大きなたらいを用意する。マットを引く。遊びたい気持ちを認め、環境を変え、限界を行動で示す。禁止はしない。
  • 主体的な行為の、呼びかけの、語りかけの、働きかけの、相互反応。***
  • 「これなに?」「だれの?」言葉で聞くことが多くなる。みたことのないものを言葉で理解する。「おばけがそこにいる」という。
  • 目の前にないものを説明できる。ストーリーを考えて探検ごっこもできる。そこにはない状況をつくり、模倣する。
  • 「ぼくんちのお兄ちゃん、やまんば見たんだって」***
  • 行動・模倣することで、そのものを理解する。
  • 友だちや母親の真似をシて話す。「ミイチャン 泣キムシネ。」
  • 母親に向かって「ニアウ。ステキ。」「ヘンナ オベベ着ナイデ トッカエナサイ」*
    (3歳)

  • ひとりごとをいいながら遊ぶ
  • 「オーライ オーライ 乗ルワヨ。ブーブデス。アチヨ車掌サンデス。切符ハ オ願イシマス。発車。」*
  • 第一《ドウシテ?》期*
  • いきなり、「どうして」というコトバを使い始める。「ドウシテ カッタノ?」意味もなく連発する。
  • これは大人とのはなしを継続させたい欲求も含まれるだろう。「ドウシテ コレ ツケタノ」「どうしてもよ」と答えると
  • 「ヨク 考エテ イイナサイ」といつも親たちから言われている言い方で逆襲する。*
    3歳〜

  • 音韻意識。
  • 自分のことを「◯◯ちゃん」と呼ぶようになる。
  • デタラメのはなしをしゃべる。「デンシャハ走ル ウマイケド オウマガパカパカ」*
  • 自意識が強くなる。歌なんか歌ってくれというと、今まではすぐ客の前で歌っていたが、「ハズカシクテショウガナクッテ。」とか
  • 「ハズカシイカラ。」と言って歌わなくなった。他の人と自分を比べることができる。「アツコチャンヤクラベルト 八千代ガ大キイ」*
  • 「ナンダッケ ナンダッケ」と言葉選びをする。*
  • 一日の報告ができる。「キョウ ママゴトシテネ ミイチャント オ庭デ遊ンデ マックロクシテネ オウチハイッテキテネ「オ姉チャンフイテ」ッテフイテモラッタンダ」*
  • 未来や過去のことをはなす。「ぼくきのう、泥んこやったんだっあ。そいで今日もやったの!泥んこ面白かった。だから、また明日もやるんだぁ!」
  • 「あっちゃん、きょうお休み。病気になっちゃったの。おなかが痛い痛いだって……。」「こんどこんどって、いつのことだよ。ほんとに!」
  • 「だめ、のぶちゃんこれからあそぶの。だって大きいお山、つくるとこだったの!」「ママ、ぼくのこときらいになったの?だからおこったの?」**
  • アニミスムの言葉(擬人化)「ひこうきが、お空に落書きしてる!」「ちょうちょって、仕事いかないんだよね」**

4歳〜

 

    4歳〜

  • 「みてみて」から「きいてきいて」へ**
  • 自分のことを「あたし」というようになる。**
  • 試行錯誤。言葉を使いまくる。「くつしたはくと、指と指がくっつくから、くつしたっていうの?」未知の言葉を使いながら、言葉を体験していく。
  • 比喩や造語が多くなる。雨が降ってきて開いていた窓に吹き込んだ時。「あっ、雨のお客さん!」。「お母さんのおなかにいる前、あたしどこにいたの?」**
  • 今までとは別の関わり、コトバをつかった関わりをしたい。
  • 第二《ナニ》期 抽象的なことばの意味を知ろうとする。「ママ トクヨウ(徳用)ッテ ナニ」エレベーターのなかで「ツウカ(通過)ッテ ナニ」*
  • 第二《ドウシテ?》期 「パパト ママ ナカヨシネ
  • ドウシテ?」「パパトママ 愛シテルンデショ」「どうしてわかる?」「八千代 考エタノ」「八千代とママは?」「愛シテル」
  • 第二期の質問は主として知識を得ようとする認識的質問である。質問の分野も、広がっている。
  • 「ドウシテ 飛ベナイノ」「羽がないから」「ドウシテ 羽ガナイノ」「鳥じゃないから」「ドウシテ 鳥ジャナイノ」*
  • 話す意図を母親がぱっと理解しないで、なんども「なに?」と聞くとおこる。また、「アレ アレ ナンダッタカナ 忘レチャッタ アレ アレ」と言うとき、 この「あれ」の正体をすぐに見つけて答えてやらないと泣きそうな顔をしはじめる。自分ではわかっていてもまだ十分に説明できないし、 そうかといって、早く相手が答えてくれないので、もどかしくいらいらするらしい。*
  • これまではささやき声がでなくて、内緒はなしなどできなかったが、小さい声ではなしなさいというと、こごえで話せる。*
  • 親に対する不満も述べる。「ママダケ ドウシテ研究所ニ行クノ?」「ママ 研究所ヤメタラ?」*
  • 音楽教室で習った悲しい曲は短調、楽しい曲は長調ということばを応用していう。「コノ話タンチョネ チョウチョウノヲシテヨ」*
    5歳〜

  • 抽象名詞をさかんに理解する。「先生、むちゅうっていうのは、いつまでも、いつまでもやってること?」「犬は、家族じゃないんだよ」
  • 石仏をみて「先生、この人は、どんな悪いことして、石にされちゃったの?」テレビで男の人が「人生劇場」を歌うのを聞いて……
  • 「じんせいって おわりのこと? なんだか さびしいかんじがする」**
  • 2歳前後にも口まねをする時期があった。それは反射的な行動だったが、この期の模倣は、オトナのことばをまねすることによって大人に近づこう、 一層、自分の知識を豊富にしようという欲求を持ってのそれである。そのためごっこ遊びも、よく観察しておいた大人の様々なしぐさのまねだったりする。
  • 新しい経験は必ず彼らのごっこ遊びで反復され、自分の身につけていくのである。*「Sチャン ワザワザドウモアリガトウ」
  • 脅迫時代
  • 「モウ ウチ帰ッテコナイカラネ」「オレサマガヒドイメニ合ウカラ ミトレ。」「ママナンカキライ ママキライデ イイデショ」*
  • 母親としばらくぶりに遠出をする。帰途自分ひとりで乗っていることにしてくれといって母親のハンドバックをかかえて膝の上に乗せ、母親から離れた積にひとりすまして座る。大人のまねでもあるが、独立心も示したいらしい。大人の世界に子どもなりに入ろうとしているふうである。
  • 母親からの電話の応待など聞いても大人と同じ口ぶりである。適応力がつき、社会的ことばの駆使がうまくなってきている。*
  • 抽象的なことばを使う。「ママドウシテワカルノ。理由ヲ言ッテ。理由ナイノ?」とうるさく詮索したり、「フウフネ」と言うので母親が夫婦って どういうことかと聞くと、「カゾク。」関連のあることばで答えたりする。
  • 「アトハミナ正確デス」というので「正確」とは何かと聞くと、 「キレイニデキマシタッテコトナノ。」と具体的なものばかりでなく、抽象的なことばの意味を不十分ではあるが答えたりする。*
  • 朝、着替えを中々しない。入学試験におっこちるよというと、「早クヤラナクテモイイジャナイ。ノロノロデモ。」といい、ついで節をつけていう。
  • 「ジャ ヤサシイ服着テ行コウカナ。ジャ シヤスイ服着テ行コウカナ。ポンポンポンテ ヌゲルカラ。」母親が遠くから、へやを片付けなさいというと、 きこえていても、片付けるのがいやなもので、「ナニ言ッテルノカ サッパリワカンナイ。」と遊びにでかける。批評的な言辞としては、 「オ姉チャンの心ノ中ガマダコドモナノネ」「パパッテヤーネ。髪ノ毛ノ入ッテイル オセンベイ 買ッテ」*

心の発達

0〜6ヶ月

 

    0ヶ月〜

  • 誰にでも笑う(生理的微笑・自発的微笑)
  • 人間の顔に似ているカタチによく反応する。
  • 信号行動 泣いて、誰かが応答してくれないと、「もう無理や」とおもって泣かなくなる。
  • 泣いて、応答してくれると、「やる気が出る」。
  • 新生児模倣・共鳴動作 大人の表情など真似る。舌を出したら、舌を出し返す。
  • 情動伝染 隣で泣いている子がいたら自分もなく。
    2ヶ月

  • 人の顔を固視する。
  • 顔をしっかり見つめ、笑う。
  • 予測できることに対して、自ら反応する。(着替え)
    3ヶ月〜

  • 表情・声で感情をやり取りする。相互作用。身ぶりをして応答を求める。(信号行動)
  • 特定の人を好きになる。
  • 人と目を合わせて笑う。(3ヶ月微笑・社会的微笑)
  • お母さんの表情を伺う。
  • モノを通じて感情を分かち合う。
  • 特定の愛着を持った人に反応する。(3ヶ月微笑)
  • お母さんが急に「真顔」になると、泣き出す。

6ヶ月〜1歳

 

    6ヶ月〜

  • 生後二ヶ月くらいのときは、オカアサンが静止顔になってしまうと泣き出したり、目をそらしたりするという反応しかできなかった赤ちゃんは、 この頃に鳴ると「オカアサン、どうしたの?わらってよ」と言わんばかりにお母さんの顔に触れたり、 しきりにお母さんの木をひこうとしたりする行動を示し始めます。(『なるほど!赤ちゃん学』p26)
  • イナイイナイバアで笑う。「物の永続性」(本当は3ヶ月にはわかっているらしい)
    8ヶ月〜

  • 不安の感情のコントロールを援助されながら、いったりきたりしながら、一人で探索できるようになる。
  • (8ヶ月不安)(本当は六ヶ月くらいから)愛着を持った人と不安な人ができる。探索活動をする。安全基地。
  • 距離的に母を離れて探索する身体を手に入れ、使おうとする。
    9ヶ月

  • お母さんが他の人を相手にしていると、泣き出す。「嫉妬」の感情を抱く。「ダメ」といわれて泣く。(『乳児保育の基本』p.59)
    10ヶ月

  • 同じ対象を見ていることに気がつく。指差し行動。自分の関心を表現する。一緒に見てくれることの心地よさ。
  • 共同注視。経験を、別の人間として、共にする。指差しで伝える。
  • 真顔になって停止した母親に対して「どうしたの?」というように積極的に関係を修復しようとする行動をする。
    10ヶ月〜 社会的参照

  • 乳児は判断している。誰かが自分にしたことにどう反応していいかわからない時、母親などの親しい人がどうするか見て、反応する。学ぶ。
  • 「するかしないか」「どうするか」を表情から、振る舞いから判断する。ギブソンの視覚的断崖の実験
    14ヶ月

  • タッチライトを頭で押す動作を見せて、真似させると、一週間後でも覚えていて、手を使わないで頭でおそうとする。
  • 手を塞がれた状態でそれを行った場合、模倣する赤ちゃんは少なくなる。手が使えるのに頭を使った場合、「ソレに意味があるのかな?」 ということで頭をつかう、らしい。(『なるほど!赤ちゃん学』p32)
  • 親戚のおじさんが、大声で笑い転げる猫のぬいぐるみを買ってきて、赤ちゃんに渡す。赤ちゃんは、奇妙なぬいぐるみにどう反応して良いか迷い、 そばにいるお母さんの方を振り返る。お母さんが「面白いおもちゃをもらえてよかったね~」と笑顔で声をかける。赤ちゃんは安心してぬいぐるみで遊び始める。
  • (ソースは視覚的断崖の装置を用いて、母親の示す表情を幼児が理解し、行動に現れるかを調査した。その結果、 1歳の幼児でも母親の表情から感情を推定し、それに基づいて自らの行動を決定していることがわかった。)

1歳〜4歳

 

    1歳

  • 第三次循環反応(試行錯誤)
  • 視覚的断崖実験。お母さんが笑うと、子どもはガラスを渡る。励まし。笑っている顔に、応答する。社会的参照
  • 発声ができるようになり、行動の模倣能力と共に、音声の模倣がはじまる。
  • 相手が「ねんねは」といってやると寝転んだり、自分で「ネンネ」といって寝転ぶ。
  • 転んだりして泣いたら、「イタイのイタイのとんでいゆけ〜」と笑うと、ニッコリ笑う。
  • 他の子どもに興味を示し始める。
  • 自分の名前がわかるようになる。
  • 自分の名前が分かるようになると、自分の身につける所有物もわかるようになる。
    2歳

  • 象徴遊び(ごっこ遊び・見立て遊び)
  • 自分がなりたいものになれない不満や葛藤を表現し、演じ、無意識に解消している。
  • 新幹線を動かしたい。お母さんになりたい。あこがれ。
  • 「ダメ」と言われたら、その子も「ダメ」という状況をつくってあげる。
  • 自分がやってもらったことをする。
  • 寝かしつけてもらった体験で、自分も人形を寝かしつける。
  • 延滞模倣。保育所で、お母さんの真似をする。
  • マークテスト 鏡に映っている自分と自分を区別できる。他者に見られている自分も意識できる。「みてほしい」
  • 並行遊び 友だちと一緒にいるが、関係なくあそぶ。
    3歳

  • 寝るふり、食べるふり、起こるふり。
  • 子どもの中にある気持ちを、大人が読み取って言語化してあげる。今まで表してこなかった「気持ちを表す言葉」をかける。
  • 思うように行かない不満、葛藤に付きそう。記憶との関わり。記憶の精神的な不快感を排出する。「〜したかったのね」。あこがれ。
  • 最後通告ゲームで「不公平」だと感じるようになる。「相手はどう感じるか」を考えて行動する。
  • 連合遊び 言葉を使って一緒にやるみたいだが、、結局一人で遊ぶ。

4歳〜

 

    4歳

  • 「心の理論」ができてくる。
  • 「好きな子」「嫌いな子」ができる???
  • 第三者の状況で物事を考えられる。自分と他者とは違った視点を持っている。
  • あの人とこのひとは、別の気持ち、目線を持っていること。サリーとアンの課題。
  • 連合遊び 同じ場所にいるが、自分勝手にあそぶ。まだつながり方がわからない。
  • おもちゃを貸してみたり、借りたり、関係をつくっていくところ。
    5歳

  • 協同遊び ルールをつかったり、いろいろ関わり合う。
  • 競い合い、ルールのある遊びをするようになる。(『新・乳幼児発達心理学』p. 112)
  • 同年代の人との関わりがあるか。
  • 年下だけと遊んでいるとしたら、苦手があるのかもしれない。助けが必要。
  • 逆に同質な人間としか付き合えなくなっている。おとなも。
  • お手伝いをする関係。どんな関係をつくりたいか。その関係をつくる。
  • 他者の物理的な動きを「ことばで」感じられるようになる。「サリーとアン」。他者の視点を、自分の「ことばで」説明する。
  • 主語が理解できる。「3つの山の課題」私からみえていない、他の人とも共有される世界を「言葉」ではなせる。
  • 体と言葉が使えるように成り、モメゴトが増える。
  • 「母」との関わりで学んだ後、「仲間」との関係で学ぶことを新たに始める。
  • 「母」との関係性を引きずって「友だち」と関わりながら、「仲間」と遊ぶ。
  • 赤ちゃんの時、お母さんから離れると不安そうにしていた。お母さんが離れても「わたしは大丈夫」だとわかって、 離れられるようになるのか、もしくは「お母さんの状況をわかって、納得するのか」他者の心を理解して、他者の気持ちになっているのか。

 

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