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試験3問題17日本語教育能力検定の記述対策をアルクの問題集と過去問で

試験3問題17日本語教育能力検定の記述対策をアルクの問題集と過去問で

試験3問題17日本語教育能力検定の記述対策をアルクの問題集と過去問で

 

先生ではなく、教師と書こう。

生徒ではなく、学習者と書こう。

日本人ではなく、日本語母語話者と加工。

外国語ではなく、第二言語とかこう。

母国語ではなく、母語と書こう。

学習と習得を区別できているか。

 

問題1:理由は聞かれなくても答える

文節末や語末を上げて話す「語尾あげ」は珍しく無くなった

 

(「語尾上げ」の使用についてどのように考えますか:端的な答え)

(「語尾上げ」の使用についてどのように考えますか:そのように考えた理由)

(この現象が発生した理由は何ですか)

 

(「語尾上げ」の使用についてどのように考えますか:端的な答え)

「語尾上げ」の使用は新しい言語変種だと考えれば否定されるものではないと考える。(39文字)

(「語尾上げ」の使用についてどのように考えますか:そのように考えた理由)

言語変種はその言語を使用する人の帰属意識やアイデンティティーに関わるものであり、「語尾上げ」の使用も若者言葉として認めることは言語が自由に自分を表現する言語の姿である。従って「語尾上げ」という現象は言語にとって自然な変化の流れである。(117文字)

(この現象が発生した理由は何ですか)

「語尾上げ」という現象はメタ言語情報として心理的な影響を与えることを目的として使用された、もしくは意図せず誰かが使用したものを別の誰かが面白がって使い始めたことで発生したと考えられる。方言のように、言語はそれを使う人々によって変化を与えられ、その言語を使用する集団ないで共有されることで、現象が起こる。(151文字)

 

 

問題2:100字を目安に

中級クラス 新学期の開始

プレースメントテストをした

もっと上のレベルのクラスに入れるはずだ。納得いかないという申し入れ。

 

(どのように対応しますか)

(モチベーションに対する配慮)

(レベルに対する配慮)

(あまり)

 

(どのように対応しますか)

まず、申し入れをした生徒の話を聞き、初回の授業で不満に思ったことを理解する。その上で、プレースメントテストの妥当性・信頼性・客観性を説明すると同時に、同じ中級クラスでも習熟度には差があり、それを配慮した上でクラスの全員の習熟度が上がるような指導をしていくことを伝える。(134文字)

(モチベーションに対する配慮)

モチベーションを損ねたり、言語学習に対して否定的な感情を持つことは学習の習熟度に負の影響を与えてしまうため、まず生徒が言語化できなかった感情や、これまでの学習してきた努力を教師が受容するよう配慮する。(100文字)

(レベルに対する配慮)

レベルに関しては、学習者が勉強したにもかかわらず苦手な分野があったために上級クラスにいけなかったかもしれないと考え、ルーブリック等でテスト結果を分析し、習熟度が低い学習項目に意識的に取り組むよう計画するといったメタ認知ストラテジーを使用することをアドバイスする。(97文字)

(あまり)

上級のクラスへの変更を申し入れた理由には、将来に対する不安や、ビリーフが関わっている可能性がある。授業での実践とともに、声かけといった情緒的サポートも必要である。(81文字)

問題3:どう考えますか?には端的に応える

国内の日本語学校

進学目的の中級クラス

新学期開始前

漢字指導

習熟度に差があっても指導内容は統一する

習熟度に差があったら、指導内容は習熟度に合わせて変更したほうがいい。

 

(どう考えますか。理由は?)

(学習目的と指導内容が合致しているか)

(どのように対応(指導?)するか)

(あまり)

 

(どう考えますか。理由は?)

内容によっては、習熟度の差を考えずに指導内容を統一してよいと考える。学習者にとって適切なインプットを与える指導内容でなければ、学習動機が削がれ、漢字の習得が難しくなるからである。指導内容を統一できる指導方法はスキルの養成である。(114)

(学習目的と指導内容が合致しているか)

学習者の目的は進学であるため、このクラスの指導内容は自律的に漢字の学習をするスキルの養成と言える。何故なら、進学のためには多くの漢字を習得する必要があり、授業だけでは時間が足りないからである。授業では基本的な漢字だけを扱い、例えば、進学に必要な漢字と現在の習熟度を比べて学習計画を立てたり、漢字を分析・分類・関連づけをするストラテジーを実際に使用してみせ、学習者も使用できるよう指導する。(194)

(どのように対応(指導?)するか)

同じ中級者であっても、母語の影響によって漢字の学習の困難さが質的に異なる場合があるからである。クラスとしての指導内容が統一されたとしても、学習者が自分にあったスキルを発見し使用できるようになる指導が望まれる。(104文字)

(あまり)

 

問題4

初級日本語クラス

「原稿は一字一句覚えたほうがいい」「原稿は一字一句覚えなくても良い」

1 あなたはどう考えますか。

2 どのように指導しますか。

 

(あなたはどう考えますか)

(理由)

(どのように指導しますか)

(おまけ;具体例で文字数調整)

 

 

(あなたはどう考えますか)

原稿を一字一句覚えることに抵抗がない生徒であれば正確に覚えてもらうが、原稿を一字一句覚えることでスピーチのレベルが落ちてしまう生徒であれば、原稿の流れや大意を損なわずにスピーチできれば良いと考える。(99文字)

(理由)

スピーチコンテストではパラ言語情報や身振りが重要であり、原稿を正確に読むことは要求されていないからである。聞き手に心理的な印象を与えるために認知的な負荷がかかるため、原稿を正確に再現することに困難さを感じないように指導する。(112文字)

(どのように指導しますか)

具体的には、話す速さ、ポーズ、イントネーション、プロミネンス、ジェスチャーや表情といった情報を、スピーチの文、段落や全体のレベルで工夫させる指導を行う。(76文字)

(おまけ:具体例で文字数調整)

生徒には「このぶんはどのような速さで話したら聞き手の印象に残るかな」「このスピーチの山場はどこかな」といった質問をし、実際にスピーチを練習してもらう。音声や身振りと原稿が関連づけられることで、最終的には覚えてしまうことを期待する。(115文字)

 

問題5:余った文字数を別の視点、付け足しで埋める

20人程度の中級クラス 会話授業

「実際に話す機会をなるべく多く儲けてほしい」

 

(どのような活動を取り入れるか)

(どのような効果が得られるか、その根拠)

 

(どのような活動を取り入れるか)

生徒の要望に応える授業を行うために、ロールプレイ、ペアワーク、ディベートといったタスク中心の活動を取り入れる。(55)

(どのような効果が得られるか、その根拠)

ロールプレイではスピーチスタイルに差がある人を演じることで社会的言語能力を高める効果がある。中級の生徒が対象なので、タスク先行型ロールプレイを取り入れることで生徒を動機付けすることもできる。ペアワークではインフォメーションギャップを用いることで、自然と相手に対して意味交渉をするといった談話能力、言い換えや身振りといったコミュニケーションストラテジーを高める効果がある。ディベートでは、自分の考えの根拠を説明したり、判断の基準を述べる必要があり、論理的な思考力を鍛える効果がある。(234)

(あまり)

これらの「話す機会」とは別に、話すことを通じて学習者が自分に不足している能力、まだ使用語彙として使えていない語彙や表現を自覚し、意識的に高められるように、学習の結果を記録し、分析するというストラテジーを実践することも、活動の一部として取り入れることも検討する。(130)

問題6:用語に自信がなくても、ホラを吹いても書く。

中上級者

ぷえおジェクトワーク「私たちの学校の紹介ビデオを作成する」

協働学習を「一人で勝手に決めて活動を進めてしまうクラスメイトがいる」

今後このクラスでの活動をどのように進めていきますか。

 

(「協働学習」とは何か)

(どのように進めるか)

(あまり)

 

(「協働学習」とは何か)

「協働学習」とは、グループワークを通じて学習者同士が教え合い学び合うことを目的として活動であり、学習者として互いに協働的な関係を作ることがその前提となっている。(80)

(どのように進めるか)

まず、勝手に進めてしまう生徒に「協働学習」の目的を伝える。その際に、その生徒が持っているビリーフも聞き取るようにし、生徒の言い分を理解した上で、次回のクラスで様子を見る。「協働学習」の評価項目をルーブリックで明示することで、学習者に何が望まれているのかを伝えることによって、学習者の態度が変わることを期待する。(155文字)

(あまり)

それと同時に、「協働学習」を可能にするための日本語表現を授業の導入部分で取り入れることが望ましい。例えば「一緒にやりましょう」といった声かけや、「私にも考えがあります。聞いてくれますか」「私には◯◯ができます」といった提案を表す表現をクラス全員に知らせておくことで、より望ましい「協働学習」が実現する可能性が高まると考える。(162文字)

 

問題7:用語を無理して入れる必要はない。常識の上で書けばいい。

⑴上級者 ⑵大学院進学目的

レポートを書く前の活動

「学習者の自律性を高める」活動

条件:大学院進学目的、レポートを書く前の活動、上級者

 

(「学習者の自律性を高める」スキルは何か)

(「学習者の自律性を高める」スキルを使う活動は何か)

(あまり)

 

 

(「学習者の自律性を高める」スキルは何か)

「学習者の自律性を高める」ために必要なスキルは、情報を分析、整理するための認知ストラテジー及び論文を書くためのリソースにアクセスする情報リテラシーである。レポートを書く前の準備として、これらのスキルを使用するタスク活動を行うことが必要である。(121文字)

 

(「学習者の自律性を高める」スキルを使う活動は何か)

具体例2つくらい。

 

(あまり)

自律性を高めたとしても、問題を一人で抱え込み情緒的に不安になっては学習が進まなくなってしまう。教師は学習者の情緒的サポートを心がける重要性は、強調しすぎることがない。(83文字)

 

 

 

 

 

問題8

未習語の扱いで意見が分かれた。

日本に来たばかりの配偶者 婚約者は日本人、専業主婦、日本語初級

未習語

専業主婦に必要な語彙

理解可能なインプット

理解語彙・使用語彙

第二言語学習環境

結論

(立場の表明)

クラスの生徒は日本に来たばかりであるから、ほとんどが未習語であるため、未習語を使っても問題ないが、未習語を多用することで生徒を混乱させないよう、授業で使用した語句を定着させるための工夫をすることが必要だと考える。

(適切な未習語の取扱方法)

生徒にとって日本は第二言語学習環境であることから、新出語を教室の外で使用する場面があるため、認知ストラテジーを用いて、新出語の使用場面をノートに写し取るなどの教室外学習を促す。一方で、専業主婦であり、言語の使用場面がある程度特定されることから、教師は場面シラバスや機能シラバスを用いることで生徒の使用目的に適した使用語彙を増やすことができる。(277文字)

(余った)

また、学習者にとってこれが非母語を学習する初めての経験だとすれば、学習ストラテジーを高めることも重要である。記憶ストラテジーや補償ストラテジーを体験し、使ってもらう活動を取り入れることで、未習語を使っても問題がない学習者になれるよう指導する。

 

 

 

 

類型

特定の誰か(生徒)からのクレーム(相談)に答える。

同僚(教師)と教材研究・教室での学習活動。

 

H30

take1

作文クラス

ピア・レスポンス

「他の学生からのコメントをもらっても意味がない。作文は先生に直してもらいたい」

 

1 この要望について、どのように対応しますか

2 ピア・レスポンスの意義(理由の説明)

3 要望を踏まえ、次回の作文の授業の工夫(実践)

 

生徒の真意は?

⑴クラスに馴染めていないか、もしくは

⑵先生でなくてはできない文法的な細かいミスを指摘してほしいのだと推測できる。

 

教師がピア・レスポンスを取り入れる意図は?

⑶【教科書的答え】社会的ストラテジーであるピア学習を経験し、教師がいなくても自立した学習ができること。

また、

⑷【自力の答え】自分が添削してもらうことだけでなく、相手の文章をよりよくするためにはどうしたらいいのかを考えることで、形式スキーマが活性化されたり、統語論的・語用論的知識を精緻化リハーサルできる。

 

結論

具体的な対応は?

⑷授業では他の学生に教えながら自分が知っていることを確認したり、曖昧な知識に気がついたものをノートにメモを取るなど⑶自立学習のための学習ストラテジーを使用するようアドバイスする。⑵ピア・レスポンスでは実現できない文法や語彙のチェックは、教師が複数の生徒の作文を見て、間違いを全体で共有するといった不公平にならない方法で実現できるよう、次回の授業の時間配分を組み立て直す。⑴生徒がクラスに馴染めておらず、ピアレスポンスが上手くできていないようであれば、授業の初めにグループワークをすることで教室内の雰囲気を作ることも考えられる。

 

ピアリスポンスは、自分が添削してもらうことだけでなく、相手の文章をよりよくするためにはどうしたらいいのかを考えることで、スキーマが活性化されたり、統語論的・語用論的知識等を精緻化リハーサルするという意義があることを伝え、相手の作文を使って日本語能力を高める意識をするよう促す。また、ピアレスポンスには教師がいなくても自立して学習すためのストラテジーとして、自分が知らなかったこと、間違えやすいことなどをノートに取るという認知ストラテジーを使うことを教える。

また、学生同士では気が付かない誤りを直してほしいという要望については、教師が机間巡回しながら文法や語彙のチェックをし、間違いを全体で共有するといった不公平にならない方法で実現できるよう、次回の授業の時間配分を組み立て直すことで対応する。

https://www.jp-sji.org/jp/pdf/kaitourei_2018.pdf

https://www.jp-sji.org/jp/pdf/kaitourei_2018.pdf

take2

作文のクラス

ピア・レスポンス

他の学生からコメントをもらっても意味がない。作文は先生に直してもらいたい。

 

(どう対応するか。)

(次回の授業をどう進めるか。その理由は?)

(ピア・レスポンスの意義は?)

 

(どう対応するか。)

生徒に対してピアレスポンスの意義を説明することで、生徒が持っている「言語学習とはこのようなものであるべきだ」というビリーフが変化し、生徒が社会的ストラテジーのスキルを得ることを期待する。(93)

(ピア・レスポンスの意義は?)

ピアレスポンスは学習者同士が学び合い教え合うことで言語学習を進めることである。自律性を高めること、学習者自身が、相手の作文を見ながら誤用などに関するスキーマを活性化することができる。相手がわかるように説明をする能力も養成され、アウトプットによる習得が期待できる。(131)

(次回の授業をどう進めるか。その理由は?)

要望を出した生徒は言語の形式面で自分の誤用を直してもらえないことに不安を感じているようである。従って、次回の授業では全体で、ピアレスポンスが「教えることで自分が学ぶ」活動であることを生徒に伝える。その上で、ピアレスポンスでは実現できない言語形式の誤りなどを机間巡視で取り上げ、生徒のピアレスポンスに対する学習動機を高めるよう、授業を進めていく。(172)

 

 

R1

take1

聴解の授業:学習者のレベルは任意

音の識別や単語の認知ができているのに、談話の大意が掴めない学生が多い。一字一句聞き逃すまいとして全体像が理解できなくなっているようだが、このような学生たちにどう指導すれば良いか

 

1談話の全体像を把握するために必要なスキルは何か。

スキミング

 

2そのスキルを高めるための教室活動は何か。

新旧レトリックアプローチ

意味交渉

 

3なぜその活動が「必要とされるスキル」の養成に繋がるのか。

トップダウン処理

 

ディスコースマーカー、ダイクシス、ヘッジ、言いさし表現、理解語彙、使用語彙、認知的負担

初級を想定すると、談話は単文であるから、談話の大意が掴めないのはディスコースマーカーやダイクシス等が示す談話の流れ、文脈を理解していないことが原因だと考えられる。また、単語レベルで聞き取れていたとしても語用論的、統語論的なスキーマが形成されておらず、認知的負担が大きいために音声の内容を処理することができていないと考えられる。従って、談話の全体像を把握するために必要なスキルは

take2:意味不明な「スキル」という言葉は適当に使い流す。

聴解の授業

単語の認知ができるのに談話の大意が掴めない生徒が多い。

 

(談話の全体像を把握するためのスキルは何か)

(そのスキルを高めるための教室活動)

(なぜその活動によってそのスキルが養成されるのか)

(あまり)

 

(談話の全体像を把握するためのスキルは何か)

生徒たちが談話の全体像を把握するために必要なスキルは、メモを取るスキル及び、推論するスキルである。(53)

(そのスキルを高めるための教室活動)

メモを取るための活動として、ディクテーションと推論を同時に行えるディクトグロスが有効である。(46)

(なぜその活動によってそのスキルが養成されるのか)

談話の全体像を把握するためには、例えばディスコースマーカーを認識するスキルと、会話の協調の原則を成立させている橋渡し推論のスキルが必要である。しかし、生徒たちは単語の認知ができることから、ディスコースマーカーは聞き取れ、その意味もわかっているにもかかわらず会話の全体像が理解できない。従って、全体像を理解原因は、聞くことに認知的負荷がかかり、文脈を捉えるためのワーキングメモリーが少なくなっていることだと考えられる。また、推論のスキルは文と文を結束させるスキーマが形成されていないと考えられる。よって、メモを取ることで情報を書き残し、同時に推論のスキルを養成するディクトグロスの活動が適切である。(298文字)

(あまり)

 

 

 

R2 「やさしい日本語」が何か推測できなかったらアウト

take1

やさしい日本語

地方公共団体の言語サービスという言葉から、教授ではなく表記に関するものだと推測する必要がある・・・

 

さまざまな立場の人からの批判の声

「外国人の日本語能力を低く見ている」

「正しい日本語を覚える機会を奪ってしまう」

こうした意見についてどのように考えるか

 

批判の声の真意

⑴「外国人の日本語能力を低く見ている」

複言語主義・

⑵「「正しい日本語を覚える機会を奪ってしまう」

第二言語学習環境・インプット・社会的リソース

 

 

やさしい日本語を使う意義

⑶多くの人に日本語の情報を伝える

 

⑴まず、「外国人の日本語の能力を低く見ている」という批判は、言語が使用者のコミュニケーションの道具であり、複言語主義の立場からすれば、言語が使用され、共存していることに意義がある。「やさしい日本語」を使うことでより多くの外国人定住者に日本語の情報を理解してもらうことが重要である。⑵また、「正しい日本語を覚える機会を奪ってしまう」という批判は、外国人定住者にとって、地方公共団体等の情報が第二言語学習環境である日本での社会的リソースの一部であり、「やさしい日本語」にすることで定住者の日本語レベルが下がってしまうのではないかと懸念しているように推測できる。しかし、「やさしい日本語」は幼稚な日本語でも間違った日本語でもない。外国人定住者でも理解できるよう配慮された、ユニバーサルデザインだと考えることができる。

 

間違った日本語でも、幼稚な日本語でもない。日常的に使用される日本語の表現を、

 

 

令和元年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題17解説 | 毎日のんびり日本語教師
記述 問題17  模範解答分からないですけど、試験中に私が考えたこと全部書きます!!  「やさしい日本語」はもともと、1995年1月の阪神・淡路大震災のときに外国人に必要な情報が...

このような批判については、2つの観点から意見を述べたい。まず、①やさしい日本語は災害時に外国人へ情報を伝えるために考えられた言語変種なので、元々外国人の日本語能力を高めるためのものではないということ。やさしい日本語が必要である理由は、能力を高めることとは関係なく、日本に住む外国人の命を守れるからである。また、やさしい日本語は元の自然な表現をやさしい表現に変えるので、その元の表現を見れば正しい日本語にも触れられる。もう一つは、②近年はその学習者が必要だと思うレベルの言語能力を身につければいいとする、CEFRの複言語主義が広まってきている。それまでは母語話者並みの日本語を使えるようになることが絶対目標だった。正しい日本語を覚える機会を奪うという考え方は、複言語主義ではない。だからそれらの批判はそもそも目的を理解しておらず、今の主な考え方とも合っていないと考える。

 

2020年度日本語教育能力検定試験当校教員による記述例ができました! | 東京明生日本語学院 日本語教師養成科

「やさしい日本語」は外国人が日本に適応していく過程で必要である。第 1 の必要性は、 災害時の情報提供である。こうした状況では、在日期間が短く、日本語能力が低い外国人 も情報を入手する必要がある。「外国人の日本語能力を低く見ている」という批判は的外れ である。第 2 の必要性は、日本で生活する外国人およびその子女が日本に定着する過程に おけるバイパスとしての機能である。「やさしい日本語」で入門し、その後、さらに複雑な 表現の学習を進めることは外国語学習の王道である。「正しい日本語を覚える機会を奪って しまう」という批判は外国語学習の発達過程を理解していない。ふつう言語権は、少数民 族が母語を継承する権利を指すが、「やさしい日本語」との関わりでは、日本国内の外国人 生活者が今社会で起きていることをオンタイムで理解する権利と考えられる。日本国内に 在住する外国人の数は増えている。「やさしい日本語」は彼らが安全に、平穏に暮らす権利 を言語面から支える。

 

【令和2年度 日本語教育能力検定試験】試験Ⅲ 問題17の解説!
令和2年度 日本語教育能力検定試験における試験Ⅲ 問題17の過去問解説です。 正答の選び方だけでなく、関連する用語の解説も行っています。 「解答を見てもしっくりとこない」「自分のペースで学習を進めていきたい」という方は、ぜひご活用ください。

 

「やさしい日本語」は、翻訳ではなく簡単な日本語を用いる試みで、災害時のみならず公共の情報を伝える場面でも普及が進んでいる。当然のことながら、この考え方に批判的な立場も見受けられる。しかし、設問のような批判は不適切だ。「やさしい日本語」は日本社会に定着させるべきであり、生活者が使用する言語やそのレベルを選べることが最も重要だ。  例えば、EU圏では複言語主義の考え方に則り言語政策が行われている。これは、個人が複数の言語を使うがそれぞれの言語の熟達度には差があってよいとする考え方だ。なぜなら、生活環境や仕事の内容などには個人差があるからだ。  この複言語主義のように、日本語学習者がどの言語をどのレベルで使用するかを決められることが肝心だ。日本での生活において母語、「やさしい日本語」、中級レベル以上の日本語のうち、どれでも選択できる状態が最も良い。以上の理由から、私は設問の批判は当たらないという立場を取る。(400字)

 

型 。。。(とある言語観)と思っているが、実際は・・・・(より望ましい言語観)

take2

地方公共団体等 言語サービス 「やさしい日本語」

「外国人の日本語力を低く見ている」

「正しい日本語を覚える機会を奪ってしまう」

どのように考えますか。

(「外国人の日本語力を低く見ている」ことにはならない)

(「正しい日本語を覚える機会を奪ってしまう」ことにはならない)

 

(「外国人の日本語力を低く見ている」ことにはならない)

「やさしい日本語」を地方公共団体等が使用することは「外国人の日本語力を低く見ている」ことにならない。何故なら在留外国人の日本語力は在留の目的や滞在年数により異なっていることが当然であり、個人差があるからである。また、第二外国語として日本語を学んでいる人もいれば、日常生活で日本語を習得しようとしている人もいる。「やさしい日本語」は達成したい習熟度や使用目的が個人によって異なることを前提とする複言語主義に根ざした言語サービスである。(216)

(「正しい日本語を覚える機会を奪ってしまう」ことにはならない)

同様に、「やさしい日本語」を使用することで「正しい日本語を覚える機会を奪ってしまう」ことにはならない。地方公共団体の言語サービスである「やさしい日本語」は第二言語環境の一部であり、在留外国人が日本語に接する機会はたくさんある。(113文字)

(あまり:「やさしい日本語」とは)

地方公共団体の発信する情報を多くの人に理解してもらうための言語サービスである。日常生活を営むために日本語を必要とする人たち、情報弱者になりやすい人たちへの配慮だと見なすことができる。(91文字)

H28

【記述対策】平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題17の書き方【2016】
私は平成28年度に日本語教育能力検定試験に合格し、日本語教師になったのですが、平成28年度の記述問題について当時の私が書いたブログ記事をさきほど発見しました!試験直後に書いた受験生の生の声はレアだと思うのであえて修正せずにここにのせます。以

贈り物をするときは物を褒めないほうが良いというアドバイスを私はする。日本で暮らしやすくするためだ。ホストファミリーのお母さんも同じ理由で、学生に忠告したと推測する。謙遜を良しとする日本において、お土産を渡す際に自ら「高級な物」と主張するのは無礼な表現だからだ。特に、目上の人に対しては使うべきではないので、そうアドバイスする。
もっとも、ささやかなものですがと言いなさい等と強制するわけではない。ホストマザーに言われてびっくりしているということは学生の国では異なった考え方をするのであろう。その点に配慮するため、まず私は、学生の国のやり方について聞いてみたい。日本のマナーと学生の国のマナーの違いについて、マナーの元となった価値観について、学生と話し合ってみたい。そのほうが一方的なアドバイスよりも、学生にとって受け入れやすいはずだ。私も異文化を学ぶことで教師として成長できる。

 

http://www.kanjifumi.jp/wp/wp-content/uploads/2016/11/kijutsu.pdf

平成24年度

ある学習者が「『好きくない』は授業で習った形と違うのに、日本 人の話の中ではよく耳にします。わたしも『好きくない』を使っても 大丈夫ですか。」と聞いてきた。この質問を授業で取り上げる場合、 あなたはどのような方針で扱おうと考えるか。理由とともに、400字 程度で記述せよ。その際、理由の一部として「好きくない」という語 形について、文法的な説明を加えること。

 

(『好きくない』を使って大丈夫か)

「好きくない」という表現は避けるべきである。何故なら、学習者が「日本人の話の中ではよく耳にします」というが、標準語でないか、ある特定の集団語であると考えられる。テレビなどでコメディアンがジョークを言ったのが流行になっているだけかもしれない。(120)

(どのような方針でこの質問を扱おうと考えるか)

「好きくない」という表現は言語変種の一つであり、帰属意識やアイデンティティーに関わる自己表現であると考えられる。従って、学習者が現実で使用する場面においては、イ形容詞の活用をナ形容詞に誤って使用した「好きくない」という表現をすることが有用である場合もある。だが、例えば、日本語学校や公的な場では「好きではない」「好きじゃない」という文法的に正しい表現をする必要があり、話者はスタイルシフトをする必要がある。(203)

(おまけ)

俗語や若者言葉、方言を学ぶことはコミュニティーへの帰属感を高め、社会参画のために必要であるが、同時にH変種を学ぶことも必要である。

 

よく耳にするが、使う場面等に対する注意が必要なものの例として 「好きくない」を扱う。「好きくない」は、ナ形容詞「好き」にイ形 容詞の活用を適用したものである。他にも、ナ形容詞の「きれい」が 「きれくない」になることがあるが、こういった活用のさせ方は、ナ 形容詞全体に広く見られる傾向ではなく、一般化した現象とは言い難 い。また、「好きくない」も文章表現やかしこまった場面での口頭表 現では現れにくく、その区別に対する意識が低いと、適当とは言えな い場で使用してしまう恐れもある。しかしながら、「好きくない」は 言語使用の現実であり、教師がこういった言葉の使用を一方的に制限 するというのも問題である。以上により、授業では、「好きくない」 が使用される場面等に意識を持たせつつ、教科書で学ぶことと言語使用の実態の違いについて気づかせ、その違いに対してどう対応するかを自 分で考えるといった活動を行う。(388字) (日本国際教育支援協会ホームページより。)

http://www.kanjifumi.jp/wp/wp-content/uploads/2016/11/kijutsu.pdf

平成23年度

あなたは、短期留学生対象の日本語クラスで会話の授業(学習者は 5名程度)を担当することになった。対象となる学習者は、会話をす る際に、文法や語句選択の間違いはよくするが、すでに日常生活では 困らない程度の口頭能力を持っている。授業を始めるにあたり、学習 者たちに希望を聞いたところ、いずれの学習者も「正しい日本語を身 に付けたいので、間違ったところはすべて直してほしい」と答えた。 あなたは、この教室活動の中で、間違いの指摘及び訂正をどのように 扱おうと考えるか、理由となる考えとともに、400字程度で記述せよ。

 

会話とは意味のやりとりをする相互行為であり、意味理解には言語 の形だけでなく、文脈や非言語行動など様々な事柄が関わる。それゆ え会話の授業で、教師が文法や語句選択に関する間違いをすべて指摘 することは、学習者に形の正確さだけを注目させることにつながり、 会話能力を発達させる上で有効とは言えない。その一方で、間違いは 自分では気づきにくく化石化する場合もあり、適切なタイミングで訂 正を行うことも必要である。学習者の要望を全く無視した授業を進め れば、学習意欲が下がるおそれもある。よって、間違い訂正はなんら かの方法で行うべきである。しかし、やりとりの最中に間違いを指摘 すると、会話が中断したり、心理的ダメージを引き起こしたりする可 能性が高い。したがって、授業では相互行為が展開しやすいよう、会 話時には間違い指摘を行わず、会話終了後、ビデオ等を用いて会話を 振り返り、間違いを意識化し訂正するという活動を行う。(397字) (『平成23年度 日本語教育能力検定試験 試験問題』p.138)

 

残った文字数はアピールで埋める

(10)1.学習の主体はあくまで学習者である。 2.教師は、日本語を教授するだけでなく、学習者と共に学ぶという 姿勢も持つ。 3.問題のある学習者も優秀な学習者も同じ一学習者として尊重する。 また、学習者にもそれを求める。 4.特定の学習者に偏ることなく、すべての学習者に平等に学習の機 会が与えられるよう配慮する。 5.インタラクションの豊富な授業を心がける。 6.教師としての向上心を持ち続ける。 7.授業中のハプニング(思いがけない学習者の反応や学習者同士の 意見の衝突)こそ、生きた学びの絶好の機会である。 8.互いの違いを受け入れる心のゆとりを持つ。

試験3問題17日本語教育能力検定の記述対策をアルクの記述式問題40で

やってみたけど、問いの立て方が、最近の過去問と違う。

大きく違う。

あえて言葉で表現すると、もこもこして歯応えがない。

もっと言って仕舞えば「買って損した」です。

個人的な感想なので、興味のある方は本屋でお手に取ってみてください。

 

 

意見や考えを授業にどう取り入れるかというアイデア集として使うのが良いと思った(それなら別の本を買う)。

この本の代わりに赤本を買えばよかったと思った。

だが、

気になるのは、この問題集で取り上げられた話題がちらほら過去問に登場していること。

大人の事情でしょうか。

 

平成26年が初版である。

日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40には「改訂版」と書かれている。

いつ改定したのだろう。

 

今、買うかどうか悩んでいる方、2019年のこちらだけでも良いと思います。

同じアルクです。こっちの記述問題は8問だったか、用意されています。

問いの出し方はまだ風化していません。

 

 

難問か解いてみました。

途中でやめました。

問題1:多言語、の意味がわからないから勝手に決め込んで使う

あと、誰に対する授業実践なのかもわからないから勝手に決める。それっぽいことを言う。

 

「やさしい日本語」

災害時以外にも使用すべきである

情報提供は多言語でした方が良い。

意見を述べよ。

その意見を授業実践にどのように反映させるか。

 

 

(災害時以外にも使用するべき)

(情報提供を多言語でするのはちょっと・・・)

(その意見を授業実践にどのように反映させるか)

(あまり)

 

(災害時以外にも使用するべき)

「やさしい日本語」を災害時に限らず広く普及させることには相応の理由がある。非日本語母語話者に限らず、子供や高齢者でも理解しやすいという「やさしい日本語」は多くの人に理解され、多文化共生社会を作る役割を担うことができる。(109)

(情報提供を多言語でするのはちょっと・・・)

一方で、多言語で情報提供を行うことには賛同できない。在留外国人は中国、ベトナム、韓国出身者など多くの言語話者を含み、全ての言語を取り扱うことは現実的ではない。また、在留外国人の多くは永住者、及び特別永住者であることから、多言語化をすることよりも、情報提供という点では、「やさしい日本語」を用いるメリットが大きい。(154)

(その意見を授業実践にどのように反映させるか)

以上の点を踏まえ、授業では生徒に若者言葉、集団語といった言語変種の存在を伝えると同時に、日本における多言語社会が他国とどのように違うか、といった観点から、「あなたの母国の多言語社会」というテーマで異文化理解のためのコミュニケーションワークを実践する。(125)

問題3:教師という立場では対処できない課題(こんなもの出ません)

日本語を母語としない外国人児童生徒

取り出し授業がうまくいかないこともある。

 

(取り出し授業の課題)

取り出し授業にはいくつかの課題がある。1つ目には、取り出し授業を受ける頻度が極めて少なく、JSLカリキュラムを使用したとしても、学習・習得に至らないことである。2つ目には、第二言語として日本語を教える専門家が教育現場におらず、学習の成果が期待できないことである。3つ目には、学習のために必要な言語能力はCALPであるが、その習得には5から7年かかることである。

(解決策)

(あまり)

 

(取り出し授業の課題)

(解決策)

(あまり)

 

問題5: 大学入試の小論文っぽい

 

日本語学校

自分は悪くないのに謝るのは変だ

アルバイトで残業を断ったら嫌な顔をされた。

これらの問題を授業で取り上げるとしたら、どのような考えの元で取り上げるか。

具体的な活動例

(考え:自分は悪くないのに謝るのは変だ)

日本語の母語話者は「すみません」という表現を謝罪の意味ではなく、「申し訳ない」という気持ちを表すために使う文化を持つ。つまり自分が悪いから「すみません」と謝ること以外にも、「すみませんが、道を教えてもらえますか」といったような「お時間を取らせて申し訳ない」という丁寧さを表すことができる。

(考え:アルバイトで残業を断ったら嫌な顔をされた。)

被雇用者は雇用者の面子を建てるという文化がある。これはもともと儒教が尊ぶ上下関係のあり方が現代の職場にも残っている例である。日本で嫌な顔をされずに断るには、「嫌だから」ではなく「自分ではない誰か、もしくは社会的な事情」のせいで残業ができないことを伝える必要がある。

(活動例)

 

問題31

逆接の「が」 切り出しの「が」

問題35

自分にとって有益なこと 依頼・要求

相手にとって有益なこと 提案・忠告・勧め

 

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