【ヘックマンのペリープロジェクト】テストでは計測できない“非”認知的能力が大切すぎる件

バクノビ
坪田さんの本『バクノビ』

坪田信貴さんの本は、受験勉強だけでなく、成長、成功、受験勉強を超えた人間としての生き方を教えてくれる。

受験勉強といえば、IQ,IQ、知能指数に目が向くが、実は大切なのはEQ(感情知能数)だというお話。知能指数は脳のごく一部、前頭前野(感覚野にも運動野にも属さない連合野と言われる部分で、前頭葉という場所にある)の能力だが、EQは扁桃体をコントロールする能力、「喜怒哀楽」や「目的達成力」を司る。扁桃体が「自制心」や「同情心」といった「情動」の泉だ。

あ、EQはEmotional Intelligence Quotientであって、EI(感情知能)の指数(高い低い)を表す言葉です。
感情知性を数で測ることはできないとおもいますが、便宜的に。

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感情をコントロールする自制心、他人の心の底にある感情を読み取る同情心が受験に役立つのだろうか?役立つ。

自制心は「あれしたい、これしたいけど勉強しなくちゃ」とか「あれ怖い、あれ心配、でもやってみよう」という心であって、同情心(共感能力)は思いやりであり、一つには助けてくれる家族や先生への感謝、周りの人の気持ちをもらいながら受験という試練を乗り越える力になる。また同情心は「間主観性」つまり第三者の視点をもつ力であり、問題を解く時、問題作成者の意図を考えて正解を導くことができる。

悲しみや怒り、模試の結果に一喜一憂するのではなく、目標に向かってちゃんと進むためにはこの間主観性「自分と他人を相対的に眺める」視点は大切だ。「自分は、自分は」といって感情に、主観に心をまかせずに前頭葉を使って扁桃体(感情は人間のエネルギーだ!)を理性的に、「ああ、今は悲しいんだ。不安なんだ」と俯瞰して眺めるチカラは、高校を卒業してからいろんな人と出会い、いろんな出来事を経験して行くなかでその人をよりよく成長させるチカラになる。目的を見据え、冷静になって、感情に振り回されないチカラだ。

で、この能力は学校教育以前の親子の関わり合い、就学以前の人間関係、言葉がけ、暮らしによってほとんど基礎ができてしまう。また小学校、中学校を通じて環境が変わる中であたらしい「出来事」と対峙しながら、つねに鍛えられる能力だ。

勉強ができないのは勉強をしないからでなくて、勉強以前にEQ(人間の人間らしさ)を育てられなかったからだとおもえば、少し立ち止まって、自分を見つめ直し、新しい一歩を踏み出す勇気がでるだろうか。勉強以前に、不安をきちんと見つめ、不安をコントロールし、信じられる人間関係をつくり、高校生活を送ってほしい。

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富山市の民間学童保育

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高岡高校、富山高校、富山中部高校の生徒が「自分の進路とは関係のない課題をやらなくちゃいけない」といって嘆いているのを思い出す。やらなければいいのに!やらなくちゃいけないと心が、体が、反応してしまう。これは富山県の学校生活、富山県の暮らしの中で育っていった心のしくみであって、「しなければいけない。罰がある。逃げられない。いわれたことはやるしかない」という閉塞感、抑圧感、恐怖感で扁桃体が満杯になっている状態だ(家でも勉強勉強といわれていたらなおさら)。もしそこで自分の成長、自分のための人生、と前頭葉ではっきり決断できれば、扁桃体に染み込んでいる「いわれたことをしない」不安や心配をコントロールできれば、(家族や塾の先生がはっきりとそれを全力で指し示せばいいのだろうか?)受験というものを自立した人間として、やりきることができるとおもう。

そして決断というものはどこから生み出されるかというと。。。「やってみよう」という意欲、「大丈夫だよ」という安心感、「できるできる!」という自信などなどがごちゃ混ぜに作用して生まれる。これは前頭葉というより、もっと脳の中心部にある、扁桃体の役割だ(結局扁桃体!?)。扁桃体に働きかけるきっかけとして、「精神論」ではなく「データ」として前頭葉にいろんな理解をしてもらう(進学高校の進学実績など)ことも大切だろう。どうしたら、これまで長い間育ててきた心を変えられるだろうか?目標を叶えるために。

(最近、)

多くの受験生に必要なのは、受験を自分のものとして経験するには、オーバーライトする(書き換える)力。昔の自分を忘れる力。今、生まれてきた新しい心と向き合うこと。新しく生れ変わる力といえるかもしれない。そのためには、誰かが、今本人が作り上げた「こうするもんだ」という物語とは別の物語を語ることが第一歩だと私は信じている。笑いながら^^今選んだことの積み重ねが未来でしかない。過去はすっぱり忘れる。そのために、毎日、自分に呪文を唱えてもいい。本当に、呪文を唱えてもいい。唱えよう。新しい心を育てるために「今」何をしたらいいか、生徒に伝えていこう。

あなただけしか叶えられない、あなただけしか生きられない、あなただけの人生を、暮らしを、今この時を、大切にしてほしい。そういう気持ちで、生徒と関わっていこう。

「どんな自分でありたいか」に素直に。そうしたら、気持ちに素直なあなたをみて、周りの人が応援してくれたり、わらってくれるはず。そんな仲間がつくれる人は、しあわせだろう。

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本当のかしこさとは何か

こんな実験データがある。
3歳から2年にわたって、家庭教師や幼児教育のプログラム、遊びを提供したり、子どもたちの様子や発達や教育のあり方について話し合いをもつ機会を与えられた子どもたちと、こうした環境を全く与えない子どもとで、IQの伸びと、高校卒業率、収入、持ち家率、離婚率、犯罪率、生活ほど受給率を40才まで追跡して比べたところ、、、、

環境を与えられた子どもたちは、幼稚園や家庭でさまざまな教育プログラムを受けたので、その後、IQの伸びには目を見張るものがありました。が、二年間にわたる介入計画が終了したあと、IQの差は縮まってゆき、8歳の時点で、豊かな教育環境を与えられた子どもとそうでない子どものIQの差はなくなり、40歳の時点での経済状況や幸福・適応状態においては歴然とした違いが認められました。すなわち健全な市民としての適応的な生活を享受するために、IQは必要ない、ということです。

ヘックマンは、この結果を受けて、乳幼児期において重要なのは、認知的能力ではなく、むしろ“非”認知的能力を身につけることが重要であるとはっきりと言明することになります。

この非認知的能力とはいってみれば、一連の社会情動的な能力や、スキル、例えばやればできるのだという動機付けの感覚、長期的な計画に基づいて行動する力、そして自分や他者を信頼し、自分の感情をうまく律し調節するための力です。

このようにヘックマンの主張は、発達の早期段階において、日々の安定した環境の中で信頼できる大人とのやりとりを通じて、とりわけEIの基盤となるものを確かに獲得しておくことの生涯にわたっての重要性を強調するものであると読み替えることができます。(『本当のかしこさとは何か』p.160)

科学的に、IQ偏重は、もうアカン!ことが証明されています。
お父さん、お母さん、お子さんのしあわせを育ててあげませんか?

先生を、選びませんか?

今注目の非認知能力!学力テストでは測れない、多様な社会で生きる子どもたちにとって大切な資質とその伸ばし方とは?

英才教育をしても、IQは無残にも消えて行くことがこちらのブログにも書かれていました。
教育熱心な幼稚園、保育園を卒園したら

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