批判とは何か。その2

批判とは何かその1

例えば「国会議員の給料が高すぎる」ことを批判する(問うてみる)としてみよう。
なぜ給料が高いのか?それはさておき。給料の高さが維持されるのはどうしてだろう?
給料体系を変えるとしたら?そこには仲間の圧力がかかる。給料が低くなるのを「よし」とする良心的な国会議員は少ないという前提だ。そうすると、もし「給料を下げよう」といったら、仲間外れにされるだろう。(繰り返しになるが給料が低くなることをよしとする議員は少ない)。そうすると、自分の身が危険にさらされる。国会議員の給料が低くなると、他にどんなことが不都合になるだろうか。「おもてなし」をするしくみについていけなくなるだろう。

同じことが、僕たちにも言える。

大多数の、組織の構成員の同意がとれないと、もしくは同意がとれるようなしくみを作らないと、変化を起こすことは難しいだろう。今の給料をあてにして家のローン(借金である)を組んでいるなら、なおさらだ。

「いやでも国会議員の給料は高すぎる」としよう。けどそのために彼らは人生をかけてコネをつくり、汗を流して票を集めてきた。一生懸命になってやってきた努力は何だったのか?(議員というアイデンティティー=お金という前提で話している)。

そうした感情が、同じように、僕らにもあるはずだ。

批判は、自他共に含めた伝統、慣習、文化、「自然のなりゆき」への眼差しであって、自己変革のきっかけになる。
批判は対話であり、罵り、罵倒、悪口ではない。

批判のない世の中は、嫌味・言葉になっていない嘆き、罵りにあふれている世の中かもしれない。
そんな世の中で、耳を塞いで投票所にいかない人が増えても当たり前かもしれない。
投票率を上げたいなら?

批判(対話)ができるまで自己認識を高めるのがいい。

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自己批判が、自己否定になるケースもある。(自分に対する罵り・罵倒)。元気なくなるわ・・・
世の中でもうどうしていいかわらかないでぐるぐるしているお母さんとかいないだろうか。

自己批判は自己対話である。自己否定ではなく、自己肯定にしよう。
そうした態度で自分が安定してこそ、「振り返って母親の目をみて安心してハイハイを続ける」子供のように、前に踏み出せるもののように僕はおもう。

批判者の声に耳を傾けよう。

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誰かが舞台の前で発表をする。
それについての質疑応答の時間がある。

これは何の時間か。
発表者の立場に自分を置いてみて、自分を発表者に見立てて、自己内対話を他者と行うということだ。
「こういうことだったけど、こういうのはどうなの?」とか。
「ここらへんの説明、わからなかったけど、気になったからもう少し知りたい」とか。
「どんな気持ちでこんな発表をしたんだろう。きになる」とか。

それは問いかけであり、批判でもある(批判という言葉はかなり誤解されているが仕方ない。それが日本の文化だ)。

他者を自己に「みたてる」のが、この質疑応答時間だ。
自己を他者に「みたてる」としてもいい。(小さい頃からそんな遊びをしていただろうか)
他者を理解するために、問い合わせをすることだ。(もちろん批判という言葉は、単なる問い合わせ以上の強い要求を表す響きをもっていうけれど)

これって、普段している対話と同じじゃないか!?

もし誰かの話を聞いて、それが正しいか間違っているかを「私の判断’で「決めつける」のは批判ではない。
順序立てて説明して「私の正しさ」を立証することは批判ではない。

もし自分と相手が違う考えをもっているなら「どうしてそんな考えができたんだろう?どんな状況に相手は置かれているんだろう?どうしてこの人は、こんなことをいうんだろう?」と疑問を持つこと。

それが批判的精神であって、他者理解の欲求であり、多くの共感能力・間主観性をもっていなければただの「打ち負かし」になりかねない、心のあり方だと僕は思っている。

だから僕は批判する。
学校も保育園も大変だ。家庭も大変だ。
しくみや文化とどうやって向き合ったらいいのかな?
どうにかして最適化できないのかな?(最適化の方法はひとりひとり違いすぎて泣ける)
逃げてもいい、休んでもいい、というのも批判者の声。批判者は、結構やさしい顔をしているかもしれない。
(批判者は声を聞いてくれなくてストレスがたまって抑圧されると鬼のような顔になって「僕の話をどうして聞いてくれないの??」と癇癪を起こす場合があります。日本でのイメージはこちらでしょう)

それを手伝うのがオトノネの仕事だ。(ひとりひとり違いすぎるから泣ける)
批判者は変化を起こすものであり、道を指し示す人でもあり、現状を観察する人でもあり、決して、否定する人ではない。

「これでしばらくいけそうです。やってみます」という言葉を生徒から、お母さんから聞けることを、おとのねさんは喜ばしくおもっています。

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