東京医科歯科大学を目指していた砺波高校の生徒との思い出

といっても、チラシを配りに砺波高校に行った時、門の前で話をしただけの子だが。

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おとのねに問い合わせがあった。
砺波高校、今年はあまりにも進学実績が悪かった。心配です。
というお子さんが砺波高校に在学している子のお母さん。

砺波高校はそもそも進学校ではないし・・・
情報は伝えた。
砺波高校は、そもそも(僕の定義によると)進学校ではない。かなり特殊な学校だ。
(保護者の方から聞いた話では、「安全」な進路選択をさせたい家庭の生徒が通う傾向があるそうだ。浪人する人の数が極端に低いのもそのせいだろう)

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今日、ふと思い出して砺波高校の進学実績(平成31年)を見て見た。

「東京医科歯科大学を目指していた、あの子は受かったのかな…」
東京医科歯科大学といえば、医学部は難関大の定義におさまるが、看護は難関大の定義にはおさまらない。

富山県で出会うのはなかなか珍しい、はっきりと言葉を使って、はっきりと正面を向いて、明るく、前向きに言葉を使う子だった。
この子は、言葉の力をもっている。そう直感できる子だった。看護を目指していたのだろうか。おとのねとしては応援したい子だった。

門の前で立ち止まって、僕と話をしてくれた。東京からきたんだよーと話すと、「私、今年受験なんです。東京医科歯科大学って難しいですか?」とか、本当に短い時間だったけれども。少しだけ話をして、いやぁちょっと話長くなるからおとのね遊びにきて!といって、最後はおじぎをして校舎に入っていった。チラシを配りにいって喋っておじぎをしてくれたのはその子が初めてでそのあと一回もない。印象的な子だった。

合格実績の一覧に、東京医科歯科大学の名前はなかった。なかったよね?
ないよね?

ひとりの生徒の思いを、どれだけ大人は真剣に受け止めて、感じて、気がついていただろうか。
その子は最後まで全力で、受験という経験をやりおえられたのだろうか。
最後は本人だ。
けど、

だけれども。
初めての大学受験で、大人がどれだけ知恵を与え、どれだけ「正しい道」を指し示したかで、結果が変わってしまうと思えば、悲しい。
(僕自身が、高校生のとき、努力を実らせる方向に勉強ができていなかった。開成とか上位校の生徒が通う塾に「ついていくだけ」でよかったはずがないのだった・・・演習の仕方を、間違っていた)その子は、課題をこなして、自信があったのだろうか。進研模試を受けて、間違った判定で志望校を決めていたのだろうか。本当に必要な勉強をできていなかったのではないだろうか。二次試験が英語だけなのに、センター試験を超えた他教科の課題をこなしていたか。小論文の対策ができていなかったからか。恐ろしいセンター試験の魔の手にかかってしまったか・・・

それでも

あの子は、今どこか別の場所で、笑っているだろう。
そう思えるような子だった。

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