プログラミング言語も更新される。python3で実行しよう!
atomで初めてのお手紙!インストールしたpythonのヴァージョンを教えてもらおう
atom-runnerを使って、pythonで書かれた手紙を送ろう
初めてのお手紙でそんな・・・
けれども、ターミナルのときに使った「言葉」とは違う言葉でコンピューターに「やってほしいこっと」を伝えられることを実感してほしいとおもいます。
次のコードを書いてください。
import sys print(sys.version)
この手紙を出す(指令を出す)には、
Win
alt + r
Mac
control + r
を押します(参考サイト:https://www.web-jozu.com/python/python-atom/#AtomPythonatom-runner)。
すると・・・
ん?なにも 起きないぞ?という人がいるとおもいます。
手紙は「保存」したものが実行されます。
「保存」をしてから押してみてください(保存の仕方はわかりますか???わかりますね???)
こんな表示がでてくるとおもいます。
2.7.16
「このパソコンで使っているpythonのヴァージョンは2.7.16ですよ」というお返事です。
仕事をしてくれました!
参考:別のコマンドでも同じ指令を伝えることができます。
import platform print (platform.python_version())
importって何?何を輸入したの?ー呪文集を指定する。
手紙をもう一度見てみます。
import sys print(sys.version)
1行目: sys を import すること。
2行目: sys の中から version の情報を print すること。
といった内容です。
sysは「システムに関する処理(呪文)をまとめた魔道書」のタイトルだとおもってください。
すると手紙はこんな内容だと言い換えられます。
1行目: システムに関する情報を処理するための呪文集 ”sys” を取り込む。
2行目: 呪文集 ”sys” のうち、”version” の呪文を唱える。
print()は何のことでしょうか。
文字通り、プリントする。
表示することを指示します。
初期装備でもimportする
ライブラリ、モジュール、パッケージといわれるこの呪文集。
数ある中でも ”sys” は標準ライブラリと言われていて、pythonと一緒にインストールされています。(他にどんな標準ライブラリをもっているのか、知りたい人はここからチラッと見てみてください。たくさんあります!)
初期装備の呪文集です。
初期装備の呪文集がたくさんあるので「この呪文集をまず取り出すのです」と指示をしましょう。
おなじ呪文集で別の呪文を唱えてみる
pythonを使ってコンピューターに「このパソコンに入っているOSを教えてね」と聞くには・・・
import sys print (sys.platform)
Macならdarwin
Windowsならwindows
Linuxならlinux
という返事が返ってきます。
別の何かを教えてもらいましょう。
「この手紙はパソコンのどこにあるのかを教えて」という手紙は次のよう。
import sys print (sys.path)
pathとは「小道」の意味です。
これで「実行(run)」すると、パソコンがこの手紙(私がタイトルを”hello.py”にしたファイル)の場所を教えてくれます。
例えば次のようにでてきます(WinとMacで異なります)
/Users/[あなたのユーザー名]/Desktop(手紙のあるフォルダが置かれている場所)/[手紙を入れているフォルダの名前]
別の呪文集を使ってみる。(カレンダーを表示する)
atomで
import calendar print(calendar.month(2021, 11))
と書いて実行すると。。。
2021年12月のカレンダーがでてきます!
ターミナルでおなじコマンドを入力したらどうなるでしょうか。
ターミナルに
import calendar
と打ち込んで実行してみましょう。
すると
-bash: import: command not found
とでてきます。
「”import”ってコマンドは見つからないよ」という返事です。
“import”はpythonという言語で使われなければ効果がでません。
python付属の(Python用の)統合開発環境 “IDLE” もあるっちゃある
“開発環境” とは、プログラミングをつくるのに適した装備のことをいいます。
pythonとatomをインストールした今、開発環境はすでに整っています。
しかしながら・・
「python専用のエディター」ともいうべきソフトがpythonをインストールした(パソコンにpythonというプログラミング言語を覚えてもらった)ときに同時にインストールされています。
IDLE というソフトです。
atomは他のプログラミング言語でも使えますが、IDLEはpython専用のエディターだと思ってください。他のプロオグラミング言語でも使えるように、atomを使うことをおすすめします。
atomでpythonのバージョンを確認するコマンドは一度、試してみましたね。
import sys print(sys.version)
答えがpython3であればよいのですが・・・
python2とでて来た場合、atomで実行するpythonの言語環境が「最新版の3ではなく一つ古い2」であることを意味します。
言葉は変わっていきます。
英語がシェイクスピアの時代から変わって来たように、スラングが生まれてくるように、日本語も江戸時代と比べてみても随分変わりました。それと同じで、プログラミング言語も更新されていきます。
atomでpython3を実行する
こちらのサイトが役に立ちました。

“atom-runner.coffee” の場所を探して、38行目にある
python: 'python'
を
python: 'python3'
と書き直して保存します。
できましたか?
書き直した後、一度atomを閉じて、また開いてください。
そして再びatomを開き、
import sys print(sys.version)
でpythonのバージョンを確認しましょう。
python3 とでて来たら、成功です!
atomではなく、コンソールでも確認してみましょう。
python -V
と書いてエンター。実行します。
python3という返事が返ってくるでしょうか?
atomで聞いた結果と、ターミナルで聞いた結果が異なる場合があります。
これってどういう事態でしょうか?
実行する場所によってヴァージョンが変わる?
インストールされたpythonのバージョンはIDLEを開くと確認できます。
IDLEを開くと例えば次のようにでて来てインストールしたpythonのヴァージョンが3.9.1だとわかります。
Python 3.9.1
ですが、場所によって起動するpythonのヴァージョンが異なる、ということがあるようです。
anacondaとか、pyenvといった「pythonも一緒にインストールしちゃう」ものをインストールした場合、こういった事態が起きるようです。
何かの問題を起こさない限り、この状況は放っておいて良いみたいです。
とりあえず!
目下!
もっか!
atom が python3で起動すれば、OKです!!!
Macに元から入っているpython2が、残っている状態です
Macには元からPythonがインストールされているといいます。
ターミナル(コマンドプロンプト)で次の”コマンド”をいれてください。
idle
すると・・・
私のMacにはpython2が入っていることがわかりました。
Python 2.7.16
あれ?python3が起動するように設定したのでは???
ここがややこしいところだそうです。
が、
とりあえず!
目下!
もっか!
atom が python3で起動すれば、OKです!!!
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