おとのねさんの解答プロセス
思考の癖(ポイント)
風呂敷を広げすぎる。完璧主義。
「伝えたいこと」が何なのか、はっきりさせるために《本文》を考える。
課題文の質(筆者の「伝えたいこと」)によって、論は制限される。
出題者の出題意図にあっているのか不安。だが、《表明》で「出題意図を踏まえていますよ」ということを述べる。
表現方法として、形容詞句で「不正」を限定する述べ方。
「不正」がわからなかったのでまず「不正」が何かを考え、論じた。
「不正」とは何かを詳しく議論することは・・・・負担。
原稿用紙に書きながら考える????原稿用紙との戦い。
論じると述べる、示すは違う????
小論文はモラハラ???何を書いたら「よりよい」のかわからない。学習できない。
「である」やめよう。
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獨協大学【「踏み越える」のは諦めて「踏み留まる」】【仮定することを表明する】
おとのねさんはのめり込むので、真面目腐っているので、小論文は向いていない????
「踏み越える」のが辛い場合もある。
「踏まえる」に留めた方が、入試小論文としては賢い選択?????
模範解答例
《表明》
筆者は「不正が起きた背景を検証し、社会全体で共有して、再発防止に役立てなければならない」と述べている。筆者が論じた科学者の世界の「iPS細胞研究所の論文の改ざん」は学校教員の世界では「残業時間の改ざん」という姿で現れてくる。残業手当が出ないのは「不正」であるという前提のもとに、「不正」が起こりにくい環境と学校の教師にたいする倫理教育のあり方を論じる。
《本文》
仕事量を減らして、就業時間内に業務を終えられるようにすることで、「就業時間の改ざん」という「不正」が起こりにくい環境を作ることができる。学校教員は多忙である。部活動、進路指導、生徒指導、成績評価、テスト作成、課題提出状況のチェック、採点、行事の企画など業務内容は多岐にわたる。この業務をアウトソーシングをする、優先順序をつけて取捨選択をするといった工夫により「不正」を減らせる。
筆者が述べる「志向倫理」を高めるための研修を教員に対して行うことで、「不正」を減らすこともできる。「どんな教育者でありたいか」を考え、誇れる教育写像に近づくことを意識することで「不正をするな」といわなくとも「不正」が少なくなるだろう。
《メッセージ》
「不正」を起こさないための環境と教育のあり方を論じたが、「不正」が「不正」だと思われずに許容されていることが本質的な問題であることを指摘したい。学校現場では「不正」が当たり前であることも問題ではないだろうか。「不正」を「不正」だと意識しているのだろうか。筆者の問題提起をきっかけに、ありふれた「不正」に目を向けたいとおもう。(581文字)
(削除)
児童虐待という「不正」も、養育者が「不正」を犯していること自体を自覚していないことが問題である。この無自覚をどのように変えていったらいいのであろうか。果たして無自覚なのだろうか。どれだけ倫理教育を行っても、どうしても「不正」は生まれてくるものではないだろうか。
再びポイント
児童虐待が「不正」であるかどうかの議論をする暇はない。
「踏み留まる」ことを定めた上で「論じる」ー筆者の「論点」をそのまま使える。
筆者と同じレベルで話す。
入試小論文は「考える」ことをいかに省くか。
「伝えたいこと」を支えるために適した具体例を選ぶ。
入試小論文という縛りが辛いよ・・・・
現実のリアルな話をすると、深みにはまる。取り組み。
目の前に、採点官がいるとおもって、フランクに書く。
ある現象を指して、それが「不正」であることを論じることは「踏まえた」ことになるのか。
コミュニケーションの作法
「伝えたいこと」前に喋った人と同じレベルで話す。
その際、《表明》で「仮定する」。言葉に対する敏感さをアピールする。
《メッセージ》で「独自性」を出す。「本当の私の考え」
《メッセージ》で「踏み越える」部分をつくる。慰め。自分が「論じ」たことの不足、問題点を指摘する。自分の論の問題点を客観視できることをアピール。
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