慶應SFC小論文模範解答例(環境情報・総合政策0

言葉の教養が試される慶應大学SFC総合政策学部2014小論文の模範解答例

言葉の教養が試される慶應大学SFC総合政策学部2014小論文の模範解答例

慶應大学:言葉の作法

環境情報はアート・科学
総合政策は歴史・法

 

自分の学びをデザインする能力。
環境情報2017:研究会を選ぶ。
総合政策2014:教科書を作る。
環境情報2014:本を編集する。
相手の学びをデザインする能力。

気づけるか?観察力・違和感(身体性)
「思いつく」ではない。そこに書かれているものに向き合う。

 

問2

説明の仕方の違い。
なぜそのような違いが生まれたのか。

「説明」抽象度・具体度
説明の仕方の違いー表現方法

 

資料3(平成15年

清帝国の財政圧迫
白蓮教徒の乱
イギリスとの三角貿易
アヘン戦争
アロー戦争

太平天国の鎮圧に対して列強は手を貸す。
★洋務運動(西洋化)。銀行・商社の誘致。→ 企業の私物化・官僚癒着

日清戦争後、列強(ロシアフランスイギリスドイツアメリカ)の利権争奪の舞台

 

資料4(平成25年

H15年は清が列挙からやられまくったことを表現している。(H15年の4行にわたる奪われたもの記述)

細かい用語が多くなった。
物語のいめーじが持ちにくくなった。(言葉の力が弱い)
1文が長い(三段落目)繋がりがわかりにくい。
イギリスを擁護する記述(H25)

取ってつけた記述がある(H25の事務局)
洪秀全が出てきた背景が抽象的なH25。
中大西洋H25、官僚の腐敗H15
冊封制度の説明
日清戦争前後の記述(清中心H15、視点がバラバらH25)

日清戦争が起きたのがなぜか具体性がないH25

 

問3 歴史 どのような点を、どのように改善すればもっと楽しく学べるようになるのか。

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伝えたいこと

親しみを持てなかった理由は何か。
私が親しみを持てなかった教科は世界史です。文章が何を伝えたいのかがわからず混乱していました。まるで百科事典を手に取っているかのようでした。私は世界史の教科書のストーリー性を強くし、伝えることを明確にすることで世界史がもっと楽しく学べるようになるとおもう。

伝える

ストーリー伝えるためには、因果関係をはっきりさせると良い。 「農民が不満を持った」と書くだけではなく不満を持つに至った内政や外交関係を明示することで、農民の気持ちに共感しながら、世界の歴史を現実の世界とつなげるきっかけにもなる。現在と隔たりがあっても、現在と類似た状況にいる登場人物がいれば楽しい。

伝えることを明確にするには、描きたい「出来事」を表現するために言葉を慎重に選ぶことが大切です。例えば「カントリー=トレーダー」という言葉を使うなら、「カントリー=トレーダー」がどのような仕事なのかを説明しなければ、この言葉は宙に浮いてしまい、捉え所がなくなってしまう。

 

メッセージ

共感できる登場人物の姿を描き、物語が逸れないように情報を構造化することで、骨だらけで食べるところが少なく不満だった世界史が、美味しく、噛むたびに味わいが出る科目になる。

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改良点(メモ)

情報の構造化
因果関係がはっきりわかるようにする。
「農民が不満を持った」と書くだけではなく不満を持つに至った内政や外交関係を明示する。
限られた分量の中で描きたい「出来事」を明確に伝わるよう記述する。
用語を厳選する。
情報量が少ない曖昧な言葉を使いっぱなしにしない。(言葉に重みを与える)
句読点の付け方、主語に配慮する。

 

 

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