【神奈川県の新たな試み】大企業×ベンチャー!マッチングで地方創生【超ファンタスティック未来】
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所感
ヘラルボニーと同様、まず、行動している、という点で感心した。「なんでそんなことが、実行できるのか」と、自分を情けなく思ったのは僕の心の弱さ。しかしまぁ衝撃だった。
自治会といった全員が同質の、大きなコミュニティーに所属するのではなく、小さな、気の合う3人から20人くらいのコミュニティーを作る、そのために物の貸し借り、物を通じた交流を使うという、民俗学的にもとても納得できる話だった。誰にでも人と関わりたい欲はある。けれどもそれを自分で実現する能力はない。そこで、使える「マッチング」システムを提供している。
小田急さんに取ったらどんな利益があるんだろう。「ああ、こんないい団体を支援しているんだ!」と思ってくれれば利益になる。小田急の沿線が住みやすくなれば、離れなくなる。住み続けてくれると。なるほど。
神奈川県が、この「動き」をサポートしてくれる。団体同士が一緒に「動こう」とする動きを強めてくれている。神奈川県のBAKという事業を支えている、というより、その主体となっているeiiconも、AsMamaと同様、「マッチング」の力を持っている。僕にとって、「求人」はあっても、団体同士が互いの「声」を出すマッチングサイトがあるとは思っていなくて驚いた。
違和感1
地域には、例えば「古着の制服」を買取売却する小さな商店がある。
けれどもAsMamaは商店を介さずに、直接、お互いに共通点を持つ人同士が出会って、話をして、交流を続けるような仕組みを作った。それは個人ではできないものだっただろうか。人に影響を与えるための力は、やはり金なのだろう。か。
ゼブラカンパニー、ソーシャルビジネス、社会的価値と経済的価値を両立する、きちんと社会的価値を出していく方針だという。真っ当すぎて何も言えない。
力をすでに持っている人がしていないなら、「私が力を貸そう。私はあなたが持っていない力を持っている。その力はあなたの利にもなる」といって、すでに力を持つ人のお金をもらうのが営業。
違和感2
ここでも、AsMamaさんは大企業に勤めていた。大企業には大企業のカルチャーがあって、そのカルチャーが、自信、経験の元になったのだと思う。
「大企業に勤める」ということが、大前提にあるような気がする。
そうでなければ、「小さな規模」で考えること、小さなコネクション、影響力しか与えられないかもしれない。
中小企業に勤めていて企業した人がこの番組に出ない傾向があるとしたら、それは、統計的に事実なのか。気になる。さらに言えば、卒業大学、最終学歴はどれだけ「大企業」「企業」に影響するのか。学生企業に出ていた一人は例外的だったか。「キャリア甲子園」の前回の優勝者は、いわゆる進学校出身の生徒だ。何か、因果を感じてしまう。
誰もがそれぞれの有能さ、力の程度があるとして、それが受け取られる仕方、認められる仕方が、その人の社会性、自発性、諸々の価値観を作るように思った。それは組織も同じで、部活動をその価値観にしていたら、その生徒も、同じようになるだろう。と。
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