オトノネの目指す「学習」

なぜ学習する必要があるのでしょうか?

教育の目的は?

まず、工藤勇一さんの動画を心して聞いて、見て、感じてください。

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教育システムが、(強く的確な表現でいえば)民主的で健全な人格を破壊していることが説明されています。それが、現在の学校の「正常」な姿であり、子どもたちにとっての「日常」です。

そうではない、とおとのねさんは考えます。

教育の目的は、文化を伝えることです。どんな言葉で他者と話し、どんな関係性をよしとするのか。社会はコミュニケーションのことです。社会のつくり手としての当事者として、自分のコミュニケーションを責任を持って行える大人になるための経験を与えることが、教育の目的です。子どもの人格を点数で切り取ってズタズタにするのは暴力であって決して教育ではありません。

教育は、コミュニケーションのためにあります。なので言葉が重要です。暗記ではどうにもなりません。言葉は表現するものであり、何を表現したいのか、どのように表現したら伝わるのかを考え続けることが大事です。工藤勇一さんのいう「対立」に向き合うためにも、自分や他者を諦めないためにも、言葉が重要です。

学習のためのカリキュラム

カリキュラムは「教育的経験」のことです。知識を得るために、教育的経験を提供するのが教育機関です。経験を通じて、感じ方、考え方、表現の仕方、つまり文化を伝える行いが教育です。

潜在的カリキュラムという言葉があります。明示された学習コンテンツではない、隠されたカリキュラムのことです。例えば、学校が工場労働者を作るために最適化されており、時間を守る、規律を守る、従わなければ罰せられる、家でも働く(宿題をする)、大人が決めたことに無条件に従わなければならないなど、訳のわからない経験を通じて子どもたちに特定の文化を(無意識に)内面化させることを表します。

オトノネでは?

  • おとのねさんとレッスン参加者は対等である(違うなと思ったら言う)。
  • 宿題は本人が希望するなら適切なものを一緒に考えてやってくる。

などなど、民主的な人間関係の経験を提供したいと考えています。

知識を得るための学習(コンテンツ学習)

知識は大まかに分けて3種類あります。

  • 自分に関する知識
  • 他者に関する知識
  • 世界に関する知識

具体的には

  • 自分はどのように感じ、考えるのか。自分の在り方。
  • 他者はどのように感じ、考えるのか。他者のあり方。
  • 自然、社会、現象、さまざまな世界の現れ。

例えば「責任」という言葉には消極的責任と積極的責任があります。罰としての責任、他人から取らされる責任は消極的で、積極的責任は「当事者意識」であり、使命とも言い換えられます。「責任をとって辞職する」は消極的責任です。

この世界に関する知識を、他者や自分に当てはめたらどうなるでしょうか。

スキルを得るための学習(スキル学習)

例えば図示する、表にする、言葉を言い換えるなどして知識を得るための精神的活動を助ける技術を得ることも学習の1つの側面です。決して暗記をこなすのではありません。英単語で言えば「語源」に触れる、「文脈」とつなげるという記憶のチャンクを使うというスキルがあります。

コミュニケーション能力といった、それ自体が人格を表すスキルもあります。スキルは知識を得るため、というよりも、コンピテンシーと呼んだほうがいいかもしれません。おとのねさんはコンピテンシーを「スキルの総体であり人格」であると捉えています。

工藤勇一さんが変えた学校、横浜創英の3つのコンピテンシーと9つのスキルを参考にしてください。

教育方針 | 横浜創英中学・高等学校
このページは横浜創英中学・高等学校の建学の精神・校長挨拶のページです。本校の建学の精神と、校長の挨拶をご覧いただけます。

 

 

 

 

 

 

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